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「ホーム・アローン」じんとくるシーン演じたサンタ役俳優、治療費クラファン開始 容姿に影響およぶ治療明かし支援が続々(1/2 ページ)

俳優仲間や一般のファンからもエールが。

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 米俳優ケン・ハドソン・キャンベルが、がんの治療費の寄付をクラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」で求めています。映画「ホーム・アローン」(1990年)で演じたサンタクロース役で有名なケンは現在61歳。10月27日にがんと診断され、家族は10万ドル(約1430万円)を目標額として寄付を募っています。


治療費を求めるケン・ハドソン・キャンベル(画像はケン・ハドソン・キャンベルのInstagramから)

顎の骨大部分を切除する大手術

 ケンの娘ミカエラは本人に代わって寄付を求める文章をつづり、父親の状況について「腫瘍が口の底に広がり、彼の歯を侵食し始めている」と説明。そして12月7日に10時間の手術を予定しており、顎の骨大部分とリンパ節、足の骨の一部を切除し、医師は足の骨からケンの新しい顎を再建すると詳細を述べました。その後は1週間入院し放射線治療と、もしかすると化学治療も必要とされるかもしれず、回復には6カ月を要するとしています。

 また、今回このような方法で治療費を求める理由として、ケンの治療が単に手術だけでは終わらないことを伝えたミカエラ。日本とは異なり国民健康保険システムがない米国において、コロナ禍以降SAG-AFTRA(米俳優組合)の保険を失ったというケン。その後大手の民間保険に切り替え、保証内容には信頼を置いているものの、インプラントや入れ歯、介護士や交通費、保険料など、大手術に伴う多額の自己負担が予想されるといいます。

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 また2児の父であることから、「今回の活動は将来俳優の仕事に影響を与える可能性がある」と仕事への不安にも言及。こういった困難のなか、「ケンがこれからまた健康になり、家族や友人との時間を増やせるよう、どうか皆さんの助けをお願いします」と嘆願しました。

俳優仲間を含め、すでに支援が殺到


映画「ホームアローン」でサンタ役を演じた(画像はケン・ハドソン・キャンベルのInstagramから)

 ケンは「ホーム・アローン」で“偽の”サンタクロースを演じ、マコーレー・カルキン演じるケヴィンとの心温まるやりとりが有名。「本物のサンタに伝えてほしいんだ。プレゼントはいらないから家族を返してって」「分かった。伝えておくよ」とお菓子をあげるシーンが印象的でした。また、ビル・マーレイ主演の「恋はデジャ・ブ」(1993年)、「アルマゲドン」(1998年)のマックス・レンナート役などで知られています。

 今回、クラウドファンディングで治療費を募っていることを、ケンはInstagramに投稿し、「こんなことを投稿するとは考えたこともなかった。すばらしい家族に感謝している」とコメントを添えました。現在目標金額の約8割となる8万ドルが集まっており(記事執筆時)、中には「40歳の童貞男」(2005年)などで知られる俳優スティーブ・カレルの1万ドル、米テレビプロデュ-サーのピーター・ムリエタの2000ドルと著名人からの寄付金も含まれ、その他にも多くの仕事仲間が協力しています。

 また、一般のファンからも続々と善意が集まっているもよう。「2回寄付して、シェアしたよ。ケン、君ならできるよ! 私の祖父は20年前に珍しい喉頭がんのステージ4で、生存率はとても低かった。でも寛解状態になりその後23年充実した幸せな人生を生きたよ。虹は嵐の雲のあとに出ること、忘れないで」と寄付とともに励ましの言葉を送る人や、「ごめんね。今お金が全然ないんだ。でもお祈りの日記に君の名前を書いたよ。これが助けになることを願っている。早く良くなるといいね。君のために祈っているよ」など寄付できる状況にはなくともケンの回復のため祈りをささげる人のなど、多くのエールが寄せられています。

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