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阪急百貨店、クリスマスディスプレイめぐり謝罪 「参考にした著作物の権利者から承諾得るのを失念」(1/2 ページ)
問題となった部分の展示は撤去しています。
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阪急阪神百貨店は12月21日、阪急うめだ本店のクリスマスディスプレイの一部について、参考にした著作物の権利者から承諾を得ていなかったとして謝罪しました。
問題となったのは、11月15日から設置されている同店の1階コンコースウィンドーのクリスマス向けディスプレイ。マリオネットを用い、「鏡の国のアリス」をストーリー仕立てで紹介する内容でした。SNSではその一部について、仮装製作者が、自身の作品に似ていると指摘していました。阪急阪神百貨店は、権利者から無断使用のため展示を中止するよう申し出があったとしています。
阪急阪神百貨店はディスプレイ制作について、インターネットなどで集めた画像から関係者の中でイメージを共有し、それを元に素材集めから制作までを行ったと説明。本来は、権利者に事前の確認と承諾を得るべきだったところ、失念していたことが原因だったと述べています。
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同店では権利者からの申し出を受けて、12月13日営業終了後に、当該のディスプレイを撤去。「本ディスプレイをご覧になられました皆様に誤認を生じさせるような事態になりましたこと、誠に申し訳なく、また、権利者様には、多大なご心痛とご迷惑をおかけいたしましたこと、ここに謹んで心よりお詫び申しあげます」と謝罪し、再発防止に万全を期すとしています。
なおクリスマスディスプレイのマリオネット制作には人形作家の林由未さんが携わっていますが、当該の部分には関与していないと阪急阪神百貨店は述べています。
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