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エプソンの「飛び出した黒ひげ絶対助けるロボ」がすごい! そして「剣を刺すロボ」の技術はもっとすごい!!(1/3 ページ)

剣を刺したときの微妙な手応えを感知し、“当たり”を避けるすごいやつ。

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 2023年11月29日~12月2日開催の「2023国際ロボット展」に登場した、「黒ひげ絶対助けるロボ」の手際が見事のひと言です。飛び出した黒ひげを、網で一気にすくってしまう……!

 エプソンは国際ロボット展で、2本のロボットアームと「黒ひげ危機一発」を用いたデモを実施しました。片方は黒ひげ危機一発の剣をタルに刺し、もう片方は飛び出した黒ひげ人形を手網でキャッチします。しかも、使用されたのは剣を該当の穴に刺すと、黒ひげが5体同時に飛び出す「超飛び黒ひげ危機一発MAX5」と高難易度です。

 アームが器用に剣を刺していき、黒ひげが飛び出すと、網を持ったロボがすぐに反応。手網を横なぎに払い、5体全てをまとめてすくって見せました。これはファインセーブ!

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ロボットアームが器用に剣を刺すと……
あっ
5人の黒ひげをまとめてセーブ。お見事!

 その神業は、観覧していたそごうさんによるX(Twitter/@Sogou0111)でのイベント当時の投稿がきっかけで話題に。「タイミング完璧!」「一網打尽」と、網を振るロボットに賛辞が上がりました。

 ところがこの出展の意図は、実は「剣を刺すロボ」に使用されている「力覚センサー」の技術。黒ひげを救うロボは、単に黒ひげが飛び散らないようにするためだけのものなのです。

 力覚センサーにより、ロボットアームはわずか0.1ニュートン(10グラム)の圧力を感じ取ることが可能。これにより、黒ひげ危機一発の“当たりの穴”にあるわずかな力を検知し、ギリギリまで当たりを回避して剣を刺し続けられます。

 エプソンのマーケティング企画推進部の担当者によると、高い剛性と感度を両立するこの技術は、これまで難易度が高いとされていた工程の自動化を実現できるとのこと。エプソンはほかにも、シャープペンの芯を先端のほうから入れる、繊細なロボット技術を紹介しています。

動画提供:そごう(@Sogou0111)/協力:エプソン

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