ラベルに“ピーナツ”の表示なく 25歳のダンサーがアナフィラキシーショックで急死、遺族は原因究明を訴える(1/2 ページ)
遺族が代理人を通じ悲痛な思いを訴えています。
米ニューヨークで活動していたダンサーのオルラ・バクセンデールが1月11日にアナフィラキシーショックが原因で死去。原因となったクッキーはアレルギー物質のラベル表示を怠ったとして、遺族が訴えています。
エピペン使用も症状は重く
イギリス出身のバクセンデールは夢を追ってニューヨークへわたったのち、25歳で帰らぬ人となりました。遺族の代理人は弁護人の公式サイトを通じて悲嘆にくれる遺族の気持ちを表明していて、「オルラの死は家族、友人だけでなくアーティスト界においても大きな損失です」と悼んでいます。
バクセンデールはピーナツにアレルギーがあり、あるイベント出席時に、原材料にピーナツが含まれたクッキーを口にしたことでアナフィラキシーショックを起こし死去しました。遺族側はこのクッキーのラベルにはピーナツの使用が明記されていなかったと主張。「製造者および/または販売者の重過失および不注意が招いた取り返しの付かない事態」と訴えています。
また普段から彼女はエピペンを持ち歩き、口に入れるものには人一倍注意をしていたと弁護人。周囲にもエピペンの使用法を含め自身のアレルギーを周知していたといい、実際に今回の事故でもエピペンは使用されましたが症状が重く助からなかったとしています。
しかし報道によれば、製造者と販売者の主張は二分。販売者のスーパーマーケットチェインが「大豆からピーナツへ材料を変更したことを知らされていなかった」と主張する一方で、製造者は「通知は行った」と真っ向から違う言い分をそれぞれ声明として発表し、主張を対立させています。
現在は現地の消費者保護局と公衆衛生局が調査に乗り出す事態に。なお1月4日で更新の止まったバクセンデールのInstagramには「お悔やみを」「あなたと踊るのはとても楽しかった」「なんて悲劇。ニュースで知りました」「安らかにお眠りください」といった追悼メッセージが数多く寄せられています。
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