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洋画家が1年かけて“渾身のドブ川”を描いたら…… 吸い込まれるような透明感に「心揺さぶられる」(1/3 ページ)

作者の心に刺さった風景の美しさを表現しています。

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 洋画家が1年かけて描いた「ドブ川」の風景が、X(Twitter)で約11万件のいいねを集める人気です。平凡な景色なのに、吸い込まれるような美しさ!

作品名は「徒然」

 作者は、北海道釧路市出身の洋画家・寺井達哉(@XUAhqCPELcQNiyj)さん。普段は、静物画を中心に、油絵、水彩画、鉛筆画を描いています。

 今回話題になった“ドブ川”を描いた油彩画は、『月刊美術』主催の絵画コンクール「美術新人賞デビュー 2024」の入選作品で、作品名は「徒然」。現実では通り過ぎてしまうような何気ない風景が、思わず見入ってしまう印象的な絵として表現されています。なお、こちらは実際にある場所をベースにしつつ、一部足したり引いたりして制作したのだそうです。

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油彩画「徒然」。サイズはP20号(727×530ミリ)。

 寺井さんが「全身全霊、1年がかりで描いた渾身のドブ川を皆に見て欲しい」と作品をXに投稿すると、「全く知らない風景なのに、昔見ていたものとつながっていて心が落ち着く」「ドブ川に対比しての空の透明感、人気のない空気感、音までも聞こえてきそう……すごいの一言に尽きる!」「なんかもう……景色の中に吸い込まれていきそうですね」などの声が寄せられ話題に。「題材にあえてここを選んだところが素晴らしい」といった、着眼点に感心した人もみられます。

 同作品は「ギャラリー和田」(東京・銀座)で開催される展覧会「美術新人賞デビュー 2024」にて展示されます。期間は3月11日から16日まで。

 なお、「徒然」を含む寺井さんの作品を使用したポストカード6枚セットが「アーティストになろうONLINEストア」にて販売中です。

画像提供:寺井達哉(@XUAhqCPELcQNiyj)さん

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