ニュース

日本独自の伝統技法「金継ぎ」の修復作業がSNSで376万回再生! バラバラの状態が見事に直り海外からも称賛の声(1/3 ページ)

修理を経て、より味わい深いものに。

advertisement

 破損してしまった陶磁器を修復する「金継ぎ」の作業工程を収めた動画がInstagramに公開され、記事執筆時点で376万回再生を越え話題です。

動画を公開したのは、東京と兵庫を拠点に金継ぎ教室の運営や陶磁器の修理を請け負っているちまはがさん。

 「金継ぎ」とは、さまざまな事情から破損してしまった陶磁器を修復する、日本独自の伝統技法のこと。状態もさまざまで一部が欠けてしまったものから割れてしまったものまで、漆を使い破損した部分をつなぎ合わせ、再び使えるようにします。動画では割れてしまった状態から修理が完了するまでの作業工程を紹介しています。ていねいな作業は、見ていて気持ちいい……!

advertisement

まるでパズルのピースのよう

 今回の動画で紹介しているのは、ちまはがさんが2023年もっとも修理に時間がかかった器。映像は、破損してしまった陶磁器の破片を並べられた状態から始まります。


漆を練っていく

 破片をつなぎ合わせるための漆を練っていきます。


漆を塗っていく

破片の断面に漆を塗り、つなぎ合わせる

漆が乾くまでテープで固定

 すべてつなぎ合わせることが完了したらテープで固定して漆を乾かします。


微調整する様子

 漆が乾いたら細い筆を使い、細部の隙間もしっかり埋めます。


金の登場……!

 両面に金粉を刷毛で塗布。

advertisement

最後まで抜かりなく

 磨いたりコーティングをして仕上げます。金粉がキラッと輝いてすてき。

 バラバラの状態から見事に器がよみがえりました。お見事です……!

 この器の投稿は、海外ユーザーからも注目され「美しい」「あなたの仕事は貴重で、心から賞賛する」と評価するコメントがありました。ちまはがさんのWEBサイトでは、金継ぎ教室や修理の受付をはじめ、「金継ぎした器の取扱方法」など興味深い記事も掲載しています。

画像提供:ちまはが(chimahaga)さん

advertisement
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. “無給餌”で育てたメダカが3年後、驚きの姿に……!! 人の手が入っていないビオトープで起こったミラクルに注目が集まる
  3. 犬「で、オレが産まれたってわけ」 220万再生突破の爆笑ワンコに「ちっ、2回目の転生は犬かよ」「これでウインクとかされたら笑い死ぬww」
  4. 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  5. ドクダミを除草剤を使わず防ぐ方法3選 生態と対策がよく分かる解説に「待ってましたよ!」 「これは嬉しい!」と大反響
  6. 夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
  7. 北海道が広島……? 地名がちぐはぐすぎる「ちょっと変な日本地図」に隠された“秘密”に「おもしろい!」「よくぞ調べた」の声
  8. 丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
  9. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  10. カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」