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“戦時中に使われた”錆びだらけライターを徹底修繕したら……? “奇跡の復活”に感動の声「涙出てきた」(1/3 ページ)

着火時の音も復活!

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 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2020年にYouTubeに投稿された動画「錆びたZippoライター復元」を紹介します。

反戦へのメッセージ刻む

 投稿者は、錆びついて元の姿が見る影もなくなった物たちを復活させる動画を投稿しているAwesome Restorations(@AwesomeRestorations)。この動画では、錆びて使い物にならなくなったZippoライターを、さまざまな工程を経て復活させるまでの様子を伝えています。一般的なZippoライターと言えばメタリックなデザインが特徴ですが、投稿主さんが手を付ける前の状態は、元の姿を想像するのが難しいほど錆びて変色。形状すら変わっているように見えます。


錆びて変色したZippoライター

 ベトナム戦争の時代に使われていた物だという、このZippoライター。まず始めに丁寧に分解して各パーツごとに分け、超浸透性の防錆潤滑剤スプレーを吹きかけてバーナーで炙ったり、歪んでいた部分をペンチなどを駆使して元の形状に戻していきます。


バーナーで炙って汚れを浮かせていく

 さらには液体の薬品に漬けこみ、ブラッシング。徐々に汚れが落ちていき、錆に覆われて書かれていたことすら把握できなかったZippoライター表面の文字が読めるようになりました。他にも、泥まみれの部分をジェット噴射で洗浄したり、細かい部品に改めて色を塗ったり……。さまざまな細かい作業を経て、ピカピカの新品同様になりました。オイルを染みこませるための綿などは新しい物に交換し、オイルも補充したことで、着火も問題なくできるようになっています。


ピカピカになった! 着火も問題なし

 そして、修繕前はかすんでよく見えなかった「戦争は人々を止める。なのに、なぜ人々は戦争を止めないのか」という反戦へのメッセージも、はっきりと浮かび上がりました。

 この動画には「涙出てきた」「こんなに美しい作品の復活を見れるなんて」「クールな変化と編集が素晴らしい」「メーカーに連絡して新しいZippoと無料交換してもらえばいいのに思ったけど、完成物を見て考えが変わった」といった声が寄せられました。動画は約6024万回再生を記録しています。

画像引用:AwesomeRestorations(@AwesomeRestorations)

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