現在の建築基準を満たしていない「ブロック塀」→チョンと押してみると…… “古い塀の恐ろしさ”と“安全対策の大切さ”を実感させる工事に注目(1/3 ページ)
地震などでもし倒れたらと思うと恐ろしい。
建築基準をクリアしていないブロック塀がいかに危険かということが分かるショート動画がYouTubeに投稿され、「怖い」「早く対策すべきですね」などの声が上がり注目を集めています。記事執筆時点で21万再生を突破。
古いブロック塀をちょっと押すだけで……
動画が投稿されたのは、リフォーム大工YouTuber・むらたかずさんのチャンネル「むらたかずREホームチャンネル」。映されているのは外構リフォームの様子で、ブロック塀が地震などで倒壊して人が巻き込まれたりする事故を未然に防ぐために行われました。
ブロックを積み上げて作られた塀は、高さが120センチ(6段)を超えると、幅3.4メートル以下の間隔で転倒を防ぐための控え壁が必要となる上、鉄筋を適切な間隔で配置しなければならないのだといいます。しかし、今回の古いブロック塀はその建築基準をクリアしていませんでした。
そんな塀の一部を、ユンボのアーム(バケット)で内側から押すようにして少し傾けてみたところ、すぐに「ドン!」という低い音を立てて倒れる様子が……。何百キロというブロック塀(※上記は推定600キロ)がこんな風に倒れてきたらと思うとゾッとしますね。
コメント欄では「無筋のブロック塀は怖いな」「昭和の時代は、こんなブロック塀が多かった(中略)まだまだ残ってるでしょうね」「明らかに傾いてるブロック塀見かける」「通学路など人通りの多い所は早く対策すべきですね」などの声が寄せられています。また同時に「施主さん、お金もかかるのに素晴らしい」「まずは施主の意識が高いことに賛辞を贈りたい」との声も。
もし敷地内に現在の建築基準を満たしていないものがある場合は対策を検討し、日常出歩く周辺にこういった塀がある場合もなるべく把握して注意するようにしましょう。
なお、この古いブロック塀は解体撤去されており、本編動画では左官職人が化粧ブロックを積み、大工が安全な目隠しアルミフェンスを取り付ける様子を見ることができます。
動画提供:YouTubeチャンネル「むらたかずREホームチャンネル」さん
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