四肢欠損のママタレント、交際中の夫巡る“トイレ介助”お願いで葛藤「自分の中で無理だなと」……“一番の問題”すら乗り越えた相手に「尊敬しちゃう」(1/2 ページ)
ステキな旦那さん。
先天性四肢欠損症のタレント・佐野有美さんが7月4日にYouTubeチャンネルを更新。夫との交際当初に“トイレ介助”をめぐる葛藤があったことを告白しています。
好きな人へのお願いに「嫌われちゃったらどうしよう」
先天性四肢欠損症で生まれ、NHK Eテレ「バリバラ~障害者情報バラエティー~」に出演するなどタレントや講演家として活動している佐野さん。
今回は質問企画を実施しており、視聴者から「彼氏だった旦那さまにトイレ介助を頼むことに恥ずかしさや抵抗はありましたか?」とデリケートな部分に関する質問が寄せられました。
夫とは3年の交際を経て2017年に結婚し、2020年には第1子女児を出産している佐野さん。
交際当初を振り返り、「最初はもちろんとってもありました」「(トイレ介助は)同性はあっても異性はなかった。それを好きな人にお願いするということ自体が、自分の中で無理だなと思って。それで嫌われちゃったらどうしよう」と“最初の1回”をお願いするまでは強い抵抗があったことを明かしています。
夫の介助に「心から感謝の気持ちでいっぱい」
2人での外出時には利用店舗の店員にトイレ介助を頼み、グループで遊んだ際には夫にバレないよう友人にお願いしていたとのこと。あるとき、その事実に気が付いた夫が、「『なんでオレに言ってくれないの?』『オレもやるよ』って何回も言ってくれました」と自らトイレ介助を申し出てくれたといいます。
依然として抵抗はありながらも、夫の優しさに背中を押されて介助をお願いするようになったという佐野さん。
やがて“1番の問題”だとする生理の介助まで担ってくれたそうで、「1番尊敬しちゃうぐらいスゴいなって思いました」「心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当に出会えて良かったと思えた理由の1つでした」など感謝の思いを言葉にしています。
なお、佐野さんには4歳娘がいますが、「ヤングケアラーにはさせたくない!」と題した2024年6月のブログで、「もちろん最近は『お手伝いしたい!』と娘が自ら言ってくれる事もあるのでそこはお願いしています」「でも親の介助だと思われないように私は1人の大切な娘として自由に娘の選んだ道を歩んでほしいと思いながら育てていきたいと思っています」というスタンスを明らかにしています。
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