夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」(1/2 ページ)
生き物好きにはたまらない場所のようです(※虫や爬虫類・両生類が苦手な人は閲覧注意)
石垣島の側溝で生き物を観察する動画が、YouTubeで公開されています。動画は記事執筆時点で3万7000再生を突破、「待ってました」「良いなあ、俺も生で見てみたい」といった声が寄せられています。
※以下、虫や爬虫類・両生類が苦手な人は閲覧注意
石垣島の山の中を歩いてみると
投稿したのは、野生生物を観察する動画を投稿しているYouTubeチャンネル「チャラリーマン」さん。「なれ」さんと「たこ」さんの二人組で、4度目の石垣島を訪れています。
山の中を歩いているとハロゲンランプに照らされた場所があり、近づいてみると柵の向こうにクワガタがひっくり返っていました。
落ちていた枝を使って手繰り寄せてみると、サキシマヒラタクワガタでしたが既に死んだ状態。でも、その大きさにテンションがあがります。
さまざまな生き物に出会う
場所を移動して、二人で別々に探索します。なれさんが見つけたのはサキシママダラ。対馬のアカマダラの亜種とのことで、去っていく後ろ姿に「ありがとうございます」と声をかけます。
次に見つけたのはサキシマハブ。トグロを巻いてエサになるようなものを待ち伏せしています。毒を持っている種類ですが「サキシマハブは大したことないでーす」とのこと。
木の上にいたのは夜行性の鳥、リュウキュウコノハズク。「ごめん、明るいよね」と言いながら、目が黄色いことや夜行性の鳥自体が少ないことを教えてくれます。
木陰で見つけたのは樹上性のヘビ、サキシマバイカダ。クリクリとした目とくびれが特徴とのことです。
側溝をのぞくと……?
一方のたこさんは側溝を探索し、山の方で暮らしているカニ、ヤエヤマヤマガニを見つけました。
水たまりにいたのはヤエヤマイシガメ。思わず「えー! こんなところに?」と声がもれます。
ヤエヤマイシガメは中国や台湾に生息しているミナミイシガメの亜種とのこと。本州のイシガメや沖縄本島のリュウキュウヤマガメと交雑して遺伝子汚染が懸念されているそうですが、たこさんは「お前は悪くないけどな」と声をかけます。
木の幹にナキオカヤドカリがつかまっていました。ナキという名前の由来は、殻と爪を引っかけてギーギー鳴くからとのこと。目の下の部分が真っ白だとムラサキオカヤドカリ、黒い斑点があるとナキオカヤドカリだそうです。
なれさんが側溝で生き物を見つけ、たこさんを呼び寄せます。そこにいたのは天然記念物のヤエヤマセマルハコガメ。おなか側の甲羅が折りたためるレアな生き物です。
側溝にいるので心配しましたが、スロープがあったので脱出できそう。天然記念物は触れないので、歩いて行くのを見守ります。
側溝の水たまりで何かが動いています。網を入れて動かすと、ヤエヤマヒバァというヘビの姿が。水面から顔を出して、クネクネと動きます。
初めて出会った種類ということで、二人のテンションも上がります。まだまだ会いたい生き物がいる二人。次はどんな生き物をみつけるのでしょうか。
なお、石垣島では捕獲が禁止されている種があるので注意が必要です。また、投稿者は生き物の捕獲ではなく、発見を目的としています。
チャラリーマンさんは、X(Twitter)(@charariman_)でも情報を発信中。別の日の投稿では、西表島や久米島の生き物を見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「チャラリーマン」
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