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台風10号の影響であの“地下神殿”が稼働 水が流れ込む様子を公開 「神殿の力を発揮するとき」「水害から助けてくれて感謝」と反響(1/2 ページ)
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国土交通省江戸川河川事務所は8月30日、台風10号接近に伴って増水した川の水が「首都圏外郭放水路」の調圧水槽に流入する様子をX(Twitter)で公開しました。「とうとう神殿の力を発揮するとき」「水害から助けてくれて感謝」と反響が寄せられています。
「地下神殿」と呼ばれる施設
首都圏外郭放水路は埼玉県春日部市に設けられた治水施設。低地が広がる中川・綾瀬川流域の浸水被害を抑えるために地下50メートルを貫く総延長6.3キロのトンネル形式の放水路として建設されています。
流域の河川が氾濫した際には河川の水を引き込み集め、調整しながら江戸川へと放流。その施設の一部である調圧水槽には59本の巨大な柱が林立し、見た目から“地下神殿”とも呼ばれています。
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神殿が稼働
江戸川河川事務所は台風10号接近に伴う雨により、30日2時に注意体制に入ったとしています。5時台に調圧水槽に増水した川の水が流入する様子を動画で公開。地下放水路を通して洪水の一部を江戸川へと流すことで流域の被害を大きく軽減できると説明しています。
Xでは「いよいよ例の巨大神殿に注水する事態なのか」「どれだけやばい台風なのかがわかってしまって怖い……」「水が流れ込んでくる様は恐ろしいですね」などの声が寄せられています。
同事務所は立坑に川の水が流入する映像も公開。深さ67メートルという第2立坑に勢いよく水が流れ込み、かなりたまっている様子がうかがえます。
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