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台風が発生するとテレビやネットなどでよく見かける「台風情報」。図の中の「予報円」が何をあらわしているのか、誤解している方も少なくないようです。台風情報の見方について解説します。
台風情報の見方
台風情報には、現在の状況についての情報と、今後の予想についての情報が含まれています。
現在の状況は、図の(1)、(2)、(3)です。
(1)現在の中心位置
観測時刻での台風の中心位置です。観測から発表までに約1時間かかるため、ご覧になられている時は、さらに少し進んでいます。
(2)暴風域
このエリアでは平均風速25m/s以上の暴風になっていると考えられます。
(3)強風域
このエリアでは平均風速15m/s以上の強風になっていると考えられます。
今後の予想は、図の(4)と(5)です。
(4)予報円
台風の中心が到達すると予想されるエリアです。この円の中に台風の中心が入る確率は70%です。予報円が大きいほど、台風がどこに進むかが定まっておらず、今後の進路がまだわからない要素が大きいということです。なお、台風は必ずしも予報円の中心を進むわけではありません。
(5)暴風警戒域
台風の中心が予報円内に進んだ場合に、暴風域に入る可能性のある範囲です。予想時刻に台風の暴風域が無くなる場合、暴風警戒域は無くなって、予報円のみの表示となります。
特に(4)予報円については、「台風そのものの大きさ」や「台風の発達状況」などと誤解している方も多いようですので、改めて正確にご理解いだたき、台風情報をご活用ください。
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