“いにしえのビジネス用語”をAIに言い換えさせたら…… “絶妙にニュアンスの違う”言葉の数々が話題 「やはり難しいか」(1/3 ページ)
簡潔で分かりやすいけれど、細かいニュアンスがそぎ落とされていて不十分かも。
「全員野球(団結して物事に当たる)」のような“古めのビジネス用語”を、若者にも伝わりやすいようAIに言い換えさせる試みが興味深いです(関連記事1/2)。例えば、「がっちゃんこ」は「統合・調整」――確かに簡潔で分かりやすいかもしれない。
古めの用語を大規模言語モデルに言わせると……?
投稿者は、X(Twitter)ユーザーのからあげ(@karaage0703)さん。AIに、つい口から出てしまいそうな古い用語の言い換えを考えてもらったと投稿しました。
出力の結果、「全員野球」は「チーム全体の協力」。「エイヤー」は「決断する」。「鉛筆なめなめ」は「丁寧に確認」(※)。「一丁目一番地」は「最優先事項」など、そのまま日本語として理解できる形に言い換えられました。ただ、「エイヤー」における「確実性はさておき勢いで進める」のような、本来の細かいニュアンスが欠落しているようにも思えます。
※「数字をごまかして帳尻を合わせる」の意味が有名だが、「文を練る」といった意味で使われることもある
Xでは「ニュアンスが違う」との指摘も
この投稿は「この用語全部言っちゃう」「どれも聞いたことがない」などと話題に。「エイヤーを良い意味で使い出すAIが出現しそう」「エイヤーや鉛筆なめなめなど『少し後ろめたいニュアンス』を言外に含むものはやはり難しいか」などの声も見られました
その一方で「用語なんて表面的なことを気にしても」といった声も。結局のところ大事なのは意思の疎通であって、コミュニティーがイケイケドンドンの全員野球でエイヤーっと構築したコンセンサスによりツーカーの仲になれるのであれば、用語は何でもいいのかもしれません。
協力:からあげ(@karaage0703)さん
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