「言葉が出ません」 “山で拾った”まさかのものに絵を描く→出来上がった作品に感動 「息をのむほど美しい」【海外】(1/3 ページ)
思いつきがすごい。
5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2020年2月に公開され、記事執筆時点で再生数13万回を突破した、「“まさかのもの”へリアルな風景画を描く」驚きの動画です。
あるものを拾って絵を描くことに……
この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Chuck Black」(@chuckblackart)。自然の風景や動物を中心とした絵画の制作動画を投稿しています。
2020年に投稿されたこの動画の中で、風景画が描かれたのはなんと前年に拾ったという「ヘラジカの枝角」。まず絵を描くためのキャンバスとするため、この角を電動サンダーで根気強く研磨していきます。
さすが世界最大の鹿であるヘラジカの枝角だけあって、大きくて立派です。そのぶんこの研磨に費やした時間も膨大で、何と6時間半以上もかかったとか。特に深い静脈は取り除くのが難しく、電動サンダーを駆使して何とか滑らかな表面を作り上げることに成功しました。
角にリアルな風景が
こうしてようやく制作がスタート。以前に撮影した風景写真をもとに下描きをし、油彩絵具を重ねていきました。角の表面は、丁寧に磨きあげただけあって白くつるつると美しいことが映像からも伝わってきます。
しかしもともと角は湾曲しているため、水平線が維持されるように調整しなければならないなどの難しさも。この曲がった角に風景画を不自然ではないように描くことは、3Dアートを制作することにも少し似ているといいます。
そしてついに作品が完成。樹々に囲まれた小川、その奥に見える山々、透明な青い空と、見つめていると自然の中にいるような清涼感が身体中にあふれてくるようです。ヘラジカの角に描かれていることで、特別な生命力のようなものも感じられますね。
「言葉がない」「驚異的!」アートを愛する視聴者から絶賛
コメント欄には「驚異的! まるでヘラジカの中にある鮮明な記憶みたいだ!」「あなたはコンフォートゾーンから一歩踏み出しているんだ。そうやって芸術の道で成長していくんだよ」「20回は見た。いまだに君の才能に驚かされている」「息をのむような美しさ! 言葉がないよ……」など、この風景画の美しさや、新しい試みに挑戦するChuckさんの姿勢を称賛する声が多数寄せられています。
画像引用:Chuck Black(@chuckblackart)さん
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