ペットにするなら猫より人間? 働く女性の心をそっと癒してくれるマンガ「きみはペット」
家に帰ったらかわいい男の子がいる生活。
2003年にTBSでテレビドラマ化された小川彌生さん作の人気少女マンガ「きみはペット」。同年には講談社漫画賞少女部門を受賞し、2011年には韓国で映画化もされました。単行本は英語・ドイツ語、フランス語など数カ国語に翻訳され、世界中の女性の共感を集めています。
容姿端麗で頭脳明晰、絵に描いたようなハイスペックキャリアウーマンである巌谷澄麗(いわやすみれ)は、エリート街道を歩んでいたはずが失恋の痛手で部長の差し歯を折ってしまい、左遷されてしまいます。そんな時、ダンボールに捨てられたダンサー志望の青年・モモを拾い、ペットとして飼うことに。2人の奇妙な同棲生活に癒やしやトキメキがもらえること請け合いの作品です。
今回は、IT企業でエンジニアとして働く村田千紘さんにその魅力を語っていただきました。
人間のペットに求めるのは「安心感」と「癒やし」
―― 「きみはペット」を読み始めたきっかけはなんだったのでしょう。
松本潤さんと小雪さん主演でドラマをやっていたのを見て、もっと深くストーリーを知りたいと思って読み始めました。ドラマでは毎回泣くくらいハマってました。
―― どういうところにハマりましたか?
当時から美人で高学歴で仕事もできて、でも恋愛には不器用ですごく繊細な部分を持っているスミレのことをカッコいいと思っていて、自分も将来はバリバリ仕事できる女性になりたいと思って見ていました。恋人よりも癒やしを求めてしまうとか、大人になった今読むと共感できる部分が多いです。
―― もし村田さんに人間のペットがいたとしたら、何を求めますか?
「安心感」と「癒やし」ですかね。恋人の前で見せるような「女性っぽさ」を求めてこないというか、いるだけで安心させてくれる存在が必要な年齢になってきたなって思います(笑)。
―― 具体的にどんな癒やしが欲しいですか?
例えば、スミレは料理が得意なのでモモに作ってあげたりするんですけど、それを素直に喜んでくれる姿とか、仕事で疲れて帰ったら「おかえり」ってはしゃいでる姿とか、そういうのを見るだけで癒されるだろうなって思います。
まぁ、ご飯は自分で作るよりペットに作っておいて欲しいですけど(笑)。
「ヒモ」ではなく、あくまでも「ペット」
―― 実家では猫を3匹飼っているそうですが、今飼うとしたら動物のペットと人間のペットどちらが欲しいですか?
言葉が通じるので人間のペットが欲しいです(笑)。
本作ではスミレの方からモモを可愛がって癒されるシーンが多いんですけど、スミレが精神的につらいときにモモが気付いて、モモの方からギュッと抱きしめてあげるシーンがあるんです。これって人だからこそできることだし、そういうのがあったら良いなって思います(笑)。
―― 人間のペットだからこそ得られる癒やしがあるんですね。
現実だとこういう男の人は「ヒモ」って呼ばれるのかもしれないけど、漫画の中では本当にペットの役割として成り立っていて、ペットとしてのモモの心情も描かれているんです。「なでるだけなでて、自分は好きなときに出て行くんでしょ?」みたいな。
動物のペットも本当はこんな風に思ってるのかなって想像が膨らみますよね。
―― 本作には恋愛要素もありますが、最もキュンキュンしたシーンはありましたか?
家の外でモモに会うシーンが好きです。家にいる時のだらしないモモじゃなくて、一人前のダンサーとして踊っているモモを見て涙するシーンがあるんですけど、モモも一人の男なんだなって気付かされて少しずつひかれていく、スミレの気持ちの変化にキュンキュンします。
―― お話を聞いていると原作もドラマもどちらも見たくなりますね……! 村田さんにも仕事の疲れを癒やしてくれるペットが見つかることを願っています(笑)。本日はありがとうございました!
村田千紘さんプロフィール
名前:村田千紘
生年月日:1989年4月15日
出身:神戸
職業:エンジニア
趣味:旅行、わくわくするイベント企画
他に好きなマンガ:5時から9時まで
Instagram:@chihiro_olivia
フォトギャラリー
関連記事
- オカンみあふれるギャグマンガ 人気アイドルグループ出身・森あんなの心に響いた一冊
板羽皆さんのマンガ「サムライカアサン」をご紹介。 - かわいすぎる獣医学生は「NANA」を読んで大人の世界に憧れた
「ミス理系コンテスト」ファイナリストの飯島しずかさんに聞きました。 - 美人社長の愛読書は「ナニワ金融道」 取り立て屋から学んだ、怖いけどためになるお金の話
紹介してくれた松元理美さんは、ヨガインストラクター&経営者として活躍中。 - 親孝行を考えるきっかけになるかも? 恋愛だけじゃない南波あつこ「スプラウト」の魅力
横浜国立大学のミスコンに出場した野口光咲ちゃんがオススメしてくれました。 - 一条ゆかり描く大人恋愛劇「5愛のルール」に学ぶ、女性受けする男の条件
優しくてイケメン、時には冷たいけどレディーファースト。 - 「こんなかっこいいメイドさんになりたい」 元メイドさんが漫画「エマ」に見た理想の上司像
メイド関係の仕事をしていたというあじちゃんに語ってもらいました。 - 王道? だがそれがいい 男女逆転漫画「僕と彼女の×××」の心ときめく3つのシーン
声優を目指して頑張っている末岡志保美ちゃんに聞きました。 - “女子力と筋肉の共存” ミス専修大はネット発の異色4コマがお好き
KANA先生のデビュー作「女の友情と筋肉」を紹介。 - 美と恐怖は隣り合わせ コスプレイヤー・るしゃが読む、伊藤潤二の傑作「富江」
作中の恐怖シーンを再現したコスプレはさすがのクオリティー。 - 「銀魂」大好きコスプレイヤー・るしゃ、尋常じゃない“神楽愛”を語る 「最近、神楽ちゃんの匂いが分かるようになってきたんです」
るしゃさんによる「銀魂」(主に神楽)レビューを、美しいコスプレ写真とともにお届けします。
関連リンク
© COPYRIGHT 美女マンガ
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
-
「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
-
鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
-
【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
-
おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」