ハリウッドザコシショウ、R-1優勝の裏側を語る 「いつもの自分にどう持っていくか」「緊張したら負け」
熱い芸人魂。
3月9日、R-1ぐらんぷりで優勝を飾ったハリウッドザコシショウさんが、自身がMCを務める「AmebaFRESH!」の番組「ふれさんぽ」に登場。決勝戦直前の心境や周囲からの反響、妻から祝福されたエピソードなどを1時間にわたって語りました。
今年のR-1優勝は、昨年の3回戦敗退があったから
R-1では、堂々とした姿で得意のモノマネネタを披露していたザコシショウさん。ややもすると滑り芸になりかねないネタを連発することから、かなり肝が据わっている人物なのだろうと思いきや、意外とそうでもないようで。
ゲスト出演した後輩芸人のアキラ100%さんに「決勝は緊張しましたか?」と問われると、「緊張しないようにしてた。緊張したら自分の持ってる力の50%も出せない。緊張したら負け」というコメント。R-1で優勝するほどの人でも、やはり舞台の上は特別なようです。「いつもの自分にどう持っていくかを意識した」そうで、満腹だと緊張してしまうという理由から「本番前はお弁当も食べなかった」と舞台裏のエピソードも披露しました。勢い任せにも見えるあの芸の背景に、そんなストイックな姿勢があったとは。
2015年には3回戦で敗退し、辛酸をなめたザコシショウさん。しかし、そこで腐ることなく芸を磨き、今年は見事優勝。「去年3回戦通過して決勝まで行けたとしても今年のようなネタはできなかったと思う。今年のための去年だったのかな」という冷静に自らを分析した発言が、ハイテンションなネタとのギャップも相まって心にグッときます。
また、「裸芸人」と揶揄(やゆ)されることについては、「裸に固執しているわけじゃなくて、モノマネをするにあたって裸が1番やりやすくて伝えやすいから」と裸であることの必要性を説明。衣装や被り物で笑いをとるのではなく、体一つで勝負できる芸を追求した結果の「裸」ということのようです。ともに決勝戦を戦ったパンツ一丁キャラの小島よしおは「一発屋」の名を着せられることもしばしばですが、ザコシショウは今後その壁を打ち破ることができるのか、そんなところも注目されそうです。
芸人から好かれる芸人
以前より芸人仲間からの評価が高かったザコシショウさん。番組内で「自分が思っている以上に、先輩や著名人の方が見てくれて応援してくれた」と語った通り、ダウンタウンの松本人志さんが「R-1は人を笑うかネタを笑うか。今年は人やったね」と評したり、同期の陣内智則さんが「お笑いを心から愛する人には笑いの神様は微笑む」とツイートするなど、芸人を中心に多くのタレントから祝福の言葉を贈られていました(関連記事)。R-1出演中には、有吉弘行さんがラジオの生放送で「最高だった、あれで決勝行ってほしい」と応援していたといいます。
また、普段あまり感情を表に出さないタイプだという妻からも、「おめでとう」と祝福されたそう。お祝いでもらったたくさんの花束を家中に飾り付けてくれたことや(花瓶が足りずペットボトルで代用したそう)、優勝後は朝4時まで起きて待っていてくれたことなど、夫婦愛あふれるエピソードも披露していました。
ハリウッドザコシショウ――“人類には早すぎた笑い”の開拓者
「AmebaFRESH!」内にある、ザコシショウさんのネタ動画を集めたチャンネル「ザコシの動画でポン!」を紹介した場面では、おすすめのネタとして「やりつくされた田原俊彦のものまねをあえてやる」を取り上げると、コメント欄に「クオリティ高い!」「もっと!」など称賛の声が集中する一幕も。
優勝前は「なんだこれ」とバッサリだったコメントが180度変化したことに「こんなにほめられるなら、もっと動画アップすれば良かった」「優勝したらほめられるのか!」と戸惑うザコシショウさん。“人類には早すぎた”ザコシショウの笑いが、今回のR-1でやっと噛み合ったということなのかもしれません。お笑いの新境地を切り開いたザコシショウさんの今後の活躍に期待しましょう。
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