【漫画】売れない漫画家と暮らす柴犬、ある日犬の耳が聞こえなくなり―― 愛犬のために奮闘する飼い主に胸が熱くなる(1/5 ページ)
笑顔が戻ってよかったです。
売れない漫画家と耳が聞こえなくなってしまった愛犬の話が、Twitterで話題を集めています。
林温之(はるゆき)は売れない漫画家。出版社に作品を持ち込んでも「感情が薄い」「もっと大げさに」といわれてしまいます。
そんな温之を家で待っているのは愛犬の茶太郎。落ち込む温之を笑顔で励ましてくれます。茶太郎は実際に言葉を話すわけではありませんが、漫画家の習性なのか、顔を見ると吹き出しが浮かんでくるのです。
茶太郎との出会いは温之の初連載が決まった日。以来、茶太郎と温之は家族や友達のように会話を重ね、何度も助けられてきました。
ある日、散歩に出た温之と茶太郎。普段は温和な茶太郎ですが、他の犬が大の苦手で道で出会うと暴れてしまいます。
その様子を見ていたドッグトレーナー見習いの若者が声をかけてきますが、温之は茶太郎が自分のことを好きでいてくれるだけで十分だと考えています。
温之が茶太郎の変化に気付いたのは出版社に打ち合わせに行った日。いつもなら玄関で出迎えてくれるはずの茶太郎が出てきません。
部屋の中で気持ちよさそうに寝ている茶太郎を見つけて「帰ったよ」と言いながら頭に触れると、ものすごく驚いて飛び起きた茶太郎。温之に気付くと笑顔を見せますが、温之は違和感を覚えます。
「おすわり」と言っても動こうとしない茶太郎。耳の後ろで手をたたいてみますが、反応がありません。
どうやら耳が聞こえていないらしい茶太郎。動物病院で検査をしてもらうと聞こえていないことが分かりました。迷い犬だった茶太郎は推定年齢5歳。加齢による難聴とは考えにくく、他にあてはまる原因もありません。
温之が話していても途中でどこかに行ってしまう茶太郎。呼び止めても振り向くことはなく、無表情で笑わない生活になってしまいました。
そんなある日、事件が。エサを差し出した温之の手に茶太郎がかみついてきたのです。
足音が聞こえないから温之が来たと分からず、驚いてかんでしまった茶太郎。温之は茶太郎の気持ちになって一生懸命考えます。
音がしなくて不安な茶太郎。外を走るバイクの音も温之の声も聞こえず、寂しくて怖くて不安に違いありません。
今までたくさん助けてもらった茶太郎を今度は自分が支えようと心に決めた温之。茶太郎との接し方を手探りで見つけようとします。感情を表に出すことが苦手な温之の、茶太郎への思いは届くのか。温之と耳が聞こえない茶太郎の運命は――。強い絆に心があたたかくなる結末は、ぜひ漫画でご覧ください。
この作品を紹介してくれたのは、漫画家の「みやうち沙矢」(@saya_miyauchi)さん。リプライ欄には「いい漫画でした」「実家で飼っていた犬を思い出しました」「茶太郎のかわいさと飼い主との絆にとても感動しました」といった声が寄せられています。
トリマーの経験があるみやうちさん。コミックウォーカーで連載中のドッグトレーナー漫画『DOG SIGNAL』は、単行本1〜5巻が発売中です。
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