ニュース
» 2021年07月22日 22時00分 公開

高齢者が“猫と暮らしたい”と思ったら―― 高齢者と“高齢の保護猫”のマッチングを提案する漫画が考えさせられる

将来のことを考えて選択してほしい。※7月28日10時17分引用文を追記しました

[k村,ねとらぼ]

 高齢者が「猫を飼いたい」と思ったら――。将来のことを考えて、“高齢の保護猫を家族に迎える”という選択肢を提案する漫画が、猫総合相談センター ハッピータビーさんのInstagramに投稿されています。

ALT 保護猫の里親になる動きが広まっています

 作者は獣医師の橋本 恵莉子さん。漫画は、ペットコーナーで子猫を眺めていたあるおばあちゃんの一言から始まります。

 販売されている子猫たちを見て、「かわいいねぇ 私も仔猫飼おうかしら」とつぶやくおばあちゃん。そばにいた橋本さんがそれを聞いてびっくりしてしまいました。

 おばあちゃんに年齢と家族構成を聞くと、85歳で一人暮らしとのこと。橋本さんは、「ちょっと考えてみて」とおばあちゃんに“子猫を飼った場合の将来のこと”を想像してみるようにうながします。

ALT
ALT ペットショップでつぶやくおばあちゃん

 近年、猫たちの食事や医療環境が整った結果、家猫の寿命は20年程度といわれています。85歳のおばあちゃんが子猫と暮らした場合、ほぼ確実におばあちゃんの方が先に天国へと旅立つことに……。1人暮らしで他に家族はいないため、猫は1匹で取り残されてしまうと考えられます。そうなると、猫はどうなってしまうと思います? と橋本さんは問いかけていきます。

 おばあちゃんの親戚や友人・知人で里親として引き取ってくれる人がいなければ、猫は保健所に収容されることになります。そして、その先は……「殺処分」という悲しい未来が待っているのです。

ALT 85歳で一人暮らし
ALT もしもおばあちゃんが先立ったら……
ALT 諦めなければいけないの?

 橋本さんに諭されてその現実に気付き、猫がかわいそうだと涙するおばあちゃん。しょうがない、ペットショップにいるのは子猫ばかりだから、私が猫と暮らすのは諦めなければいけないね……と落ち込んだ表情を見せますが……。

 そんなおばあちゃんに橋本さんは明るくアドバイスを続けます。ペットショップだけでなく、飼育放棄されたり、飼い主に先立たれたりして保護された猫たちとも出会えること。最近はそういった“保護猫”の里親になる動きが広まっていること。保護猫には、子猫だけでなく、老い先短い高齢の猫までさまざまな猫たちがいること。自分の性格や飼育環境に合った猫を探すこともできること、などなど。

 それを聞いたおばあちゃんは、笑顔で「私はおちついた高齢猫がええのう」と答えます。おばあちゃんでも適正飼育が可能なおちついた性格で、その生涯を終えるまでしっかりと面倒をみることができる高齢の猫ちゃんであれば、「猫と暮らしたい」という希望を叶えることができるのかもしれません。

ALT 保護猫という選択肢も
ALT 老い先短い高齢の保護猫たち
ALT 生活環境にあった保護猫を迎えてみては

 もちろん、まず何よりも“命を迎えることの大変さ”を理解することが重要です。そして性格がおとなしい高齢猫であっても、毎日のお世話や介護、動物病院の高額な医療費など、おばあちゃんに負担がかかることは避けられません。これらをきちんと理解し、“猫の面倒を最後までしっかりとみる”という覚悟がおばあちゃんにあるならば――。里親希望者が少ないと言われている高齢の保護猫を引き取る、という選択肢は合っているのではないでしょうか。

 落ち着いた飼育環境が最も必要なのに、子猫と比べて里親希望者が少ない高齢の保護猫たち。漫画に登場するおばあちゃんのように、“猫を飼いたい”という高齢者とのうまいマッチングが進んでいくように、そして“保護猫を迎える”という選択肢が更に広がっていきますように、と考えさせられる漫画でした。

 猫総合相談センター ハッピータビーさんは、保護猫の譲渡活動や、野良猫を減らす活動をしており、Instagramには、里親募集中の猫たちの情報や、猫の保護活動に関する役立つ情報が投稿されています。

以下引用

*ハッピータビーでは、譲渡に関しましては、保護猫達が生涯に渡って幸せに暮らせるように、里親様の条件を設定させていただいております。

また、年齢に限らず様々な観点から判断させていただいております。

漫画は、保護猫たちを知って頂くために、一般の方にも分かりやすいように構成しております。

各保護団体様によっても、譲渡条件の設定は様々ですので、ご理解をお願い致します。

画像提供:猫総合相談センター ハッピータビー Happy Tabby(@happy_tabby_clinic)さん

オススメ記事

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2108/03/news132.jpg 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  2. /nl/articles/2108/04/news073.jpg 伊東美咲、12年ぶりのテレビ出演に大反響 “不変の美貌”に「44歳信じられない」「本当に美しい人」の声
  3. /nl/articles/2108/04/news015.jpg 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  4. /nl/articles/2108/03/news023.jpg その人はやめとけって! 漫画「情緒をめちゃくちゃにしてくる女」シリーズを読んでキミもめちゃくちゃになろう
  5. /nl/articles/2108/04/news104.jpg 辻希美、自宅リビングが規格外の広さ 子ども3人が余裕でブランコ遊びできる室内に「羨ましい限り!!」
  6. /nl/articles/2108/03/news029.jpg もしや女として見られていない? 突然の別れ話に「勝負メイク」で抵抗する漫画 彼氏の言葉がじんと響く
  7. /nl/articles/2108/04/news138.jpg アゼルバイジャン五輪代表チーム内で、意外な日本語がトレンドに 「落ち込んじゃったら日本のみんなはなんていうの?」
  8. /nl/articles/2108/04/news103.jpg 世界のミフネ刺されまくり! 三船美佳、父・敏郎さんの“パパの顔”を引き出した親子ショットに反響
  9. /nl/articles/2108/04/news028.jpg 宿題の日記に適当な妄想書く → 感動した先生がクラスの前で読み上げ 小学校の思い出を描いた漫画がこっちまで叫びたくなるつらさ
  10. /nl/articles/2108/04/news107.jpg 輪になって踊ろう! 太田雄貴、五輪選手村でスペイン代表選手と国際交流「悲壮感なく楽しむ彼女達が眩しかった」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「くたばれ」「消えろ」 卓球・水谷隼、SNSに届いた中傷DM公開&警告「然るべき措置を取ります」
  2. 「貴さん憲さんごめん。いや、ありがとう」 渡辺満里奈、とんねるずとの“仮面ノリダー”思い出ショットが大反響
  3. 怖い話を持ち寄って涼もう→「オタバレ」「リボ払い」 何かがズレてる怪談漫画がそれはそれで恐ろしい
  4. おにぎりパッケージに四苦八苦していた五輪レポーター「日本の素晴らしい人々に感謝」 大量アドバイスで見事攻略
  5. 「助けてください」 来日五輪レポーター、おにぎりパッケージに四苦八苦 海外メディアにコンビニが大人気
  6. 「うちの子に着せたい」の声殺到 五輪会場で編み物をしていた英金メダリスト、作っていたのは「ワンちゃんの服」
  7. 五輪飛び込み金メダリスト、“手作りメダルポーチ”披露 英国と日本にちなんだデザインが「これまた金メダル級」と反響
  8. 武井壮、行方不明だった闘病中の父親を発見 「電気ついてるのに鍵閉まってて……」本人は自宅外で休憩
  9. 「涙が止まらない」「やっと一区切り」 東原亜希、夫・井上康生の監督退任で“17年分の思い”あふれる
  10. 水谷隼スタッフが一部マスコミの“行き過ぎた取材”に警告 住民を脅かすアポなし行為に「しかるべき措置を検討」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥
  2. 笠井アナ、日比谷公園で「信じられないことが…」 サンドイッチを狙う集団に「何? えーっ! まさか、それはないでしょ!」
  3. 62歳の宮崎美子、マクドナルドCMで初々しい中学生少女を見事に演じる 「暖かい目でぜひ見てください」
  4. 瀕死のスズメのヒナを助けたのに…… 「助けたヒナたちに完全にナメられた」動画がほほえましくて面白い
  5. ハート打ち抜かれました! コロンビアのアーチェリー女子選手が「かわいい」「エルフ」と注目の的に
  6. 散歩中のラブラドール、助けを求める子猫を発見→保護 親子のような仲むつまじいふたりに涙が出る
  7. 宮迫博之、美容整形から2週間のビフォーアフター公開 手術直後の腫れ&炎症だらけな顔に「暴漢に遭ったんかって」
  8. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  9. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  10. 「本人にしか見えない」「めっちゃ似てる」 霜降り明星せいや、オリンピック開会式に“ガチのそっくりさん”を発見する