「もうごみを食べなくてもいいように」→“まんぷく”と名付けられた元野良猫 飼い主の愛情で表情が柔らかくなっていく姿に感動

これから飼い主さんと幸せな時間を……!

» 2022年04月19日 20時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 保護されるまでごみを食べていた野良猫が、現在の飼い主さんと出会い、手術を受けて少しずつ表情が柔らかくなってきた動画がTikTokで注目を集め、4月14日時点で34万回以上再生されています。

 投稿主(@ame_puku)さんがその猫ちゃんを発見したのは、会社のごみ置き場。体はやせ細っており、目の前で木の枝や石を吐いていたそうです。

保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 会社のごみ置き場でやせ細った猫を発見
保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 出血もしていて、目の前で石などを吐いていたそうです

 さらに出血している姿を見て、当初家に引き取ることは厳しいとおもいつつも、どうしても見過ごせないと保護。急いで病院に連れて行って検査すると……。

 きっと食べ物がなくて生きることに必死だったのでしょう。猫の胃の中には大量のごみや金属片などがあることが分かりました。そしてそのまま開腹手術をすることに。

保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 猫ちゃんが大変な生活をしていたのが分かります(ちなみにことのときの治療費は20万円とのこと)
保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 手術後の様子。とっても頑張りました……!(飼い主さんのInstagramより)

 猫は病院に5日間入院し、退院後はついに投稿主さんのお家へ。投稿主さんは最初、先住猫との関係を心配して里親を探していましたが、術後のケアの心配や、やっぱり自分の手で幸せにしてあげたいという強い気持ちから、家に迎えることを決めました。もちろん、かかりつけ医とも相談し、最初は2カ月の隔離予定。現時点ではケージ越しの対面だけですが、無事にあいさつはできたようです。

保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 先住猫の「あめちゃん」とケージ越しに対面

 そうして新しい家族となった元野良猫の女の子は、「これからはごみを食べなくてもいいように、満腹で満福な人生を送れますように」という思いを込めて、「まんぷく」ちゃんと名付けられました。

 手術後は人間に対して怒るような表情を見せていたまんぷくちゃんでしたが、徐々に慣れてきたのか明るい表情に。まだ数日間ですが、まん丸お目々のかわいらしいお顔で飼い主さんを見つめる姿から、ようやく安心できた猫ちゃんの心の変化を感じて胸が熱くなります。

保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 手術を終えて退院後、お家にやってきたばかりのまんぷくちゃん
保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 徐々に表情に変化が……!

 この動画には、「素敵な方と出会って本当によかった」「こんなに表情変わるんだ」など、まんぷくちゃんが保護されたことに安堵(あんど)するコメントがたくさん寄せられています。

保護猫 会社 ごみ置き場 胃の中 ごみを食べて 手術 体調も良くなって、飼い主さんと幸せな時間を過ごせますように

 ちなみに先住猫も女の子で、名前は「あめ」ちゃん。元保護猫で、まだ小さい子猫の頃に漏斗胸と診断され、それを理由に捨てられたかもしれない猫ちゃんでした。飼い主さんは酸素室をレンタルしたりと、できる限りのことをし、あめちゃんもそれを受けて一生懸命頑張り、ついに4月に1歳の誕生日を迎えました。

 飼い主さんはTikTok(@ame_puku)Instagram(@ame_20210408)に日常の写真や動画を公開しています。あめちゃんの小さい頃の記録や、飼い主さんにかわいく甘える姿も見ることができますよ。

保護猫・あめちゃんの記録
成長したあめちゃん
少し放置するとかまってちゃんになるあめちゃんでした!(かわいい)

画像提供:あめ&まんぷく(@ame_puku)さん

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