80年代の人気女優ブルック・シールズが救急搬送でICUへ「死ぬってこういう感じ」 偶然からオスカー常連俳優に救われる(1/2 ページ)

元気になってよかった。

» 2023年11月07日 19時01分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 1980年代に一斉を風靡(ふうび)した米俳優のブルック・シールズが11月1日に配信された最新インタビューで、9月に「大発作」を起こし倒れた経験を明かしました。原因は何と「水の飲みすぎ」という壮絶な体験を赤裸々に語っています。

9月に発作を起こし搬送されたブルック・シールズ インタビューで発作の経験を明かす(画像はブルック・シールズのInstagramから)

 米Glamour誌で2023年度「Women of the Year」の1人に選出されたブルックは、同誌とのインタビューで、「誰も知らないことだけど」と9月にNYのホテル「ザ・カーライル」で一人芝居の準備をしているとき、大きな発作を起こしたことを明かしました。原因は「ナトリウム不足」で、芝居の準備をしながら長時間にわたり大量の水を飲んでいたために体内のナトリウム濃度が下がり、病院に搬送されるまでになってしまったとこのことです。

 周囲も移動車を待っていたブルックの様子がおかしいことに気が付き心配していましたが、ブルック本人は大丈夫と答えつつ「何でここにいるんだろう?」という感じで特に理由もなく通りの角まで歩いていき、イタリア料理店「L'Artusi」へ入っていったといいます。店内にいた2人の女性がブルックに近づき、そのあと目の前が暗くなりはじめ、両腕がだらんと下がり、壁に頭を突っ込んでしまったと衝撃的な発作の始まりを細かく描写しました。「私は大発作を起こしたの。そして口から泡を吹いて真っ青になり、舌を飲み込もうとした。次の瞬間には救急車に乗せられて、酸素吸入をさせられていた」と搬送までの記憶を振り返っています。

 続けて救急車に乗ったあとのことについて「それであのブラッドリー・クーパーが私の隣に座って手を握っていたわけよ」と説明したブルックに、「うそでしょ」とインタビュワーはびっくり。これがまさかの本当の出来事で、「私にユーモアのセンスはなかった。本当に言葉が出てこなかった」とあまりに非現実的な出来事だったと強調。「でも、死ぬってこういう感じなんだろうなって思ったんだ」とそのときの混乱を説明しつつ、「目覚めたらブラッドリー・クーパーが『一緒に病院に行くよ、ブルック』って私の手を握ってるの。私は自分の手を見て、私の手の中にあるブラッドリー・クーパーの手を見て、これは“奇妙でシュールだ”って思った」と当時の状況を明かしました。

 なお共演歴こそあるものの赤の他人のブラッドリーが駆け付けたことについて、まずレストランのソムリエがブルックの夫と連絡が取れずアシスタントへ。そのアシスタントからブラッドリーのアシスタントにつながり、そして本人がブルックと一緒に病院へ向かうことになったという偶然が重なったものでした。

9月に発作を起こし搬送されたブルック・シールズ 過去に表紙を飾ったGlamourの雑誌とともに(画像はブルック・シールズのInstagramから)

 さらに搬送先でICUに入ったブルックは、そこで気管支炎にかかる憂き目に。原因が判明してからも、男性医師から「塩分を制限しているのか」と何度も尋ねられ続けたそうで、「男性医師とはよくこういう風なことがあるの」と医師に直接苦言。医師はむくみをさけるためにブルックが塩分を控えているのではと考えたようですが、彼女はただ脱水症状を感じ水を飲んだだけと訴えたそう。

 「むくみがあると若く見える。むくみがあると、みんなにボトックスを打ったとと思われるんです。だから58歳の女性として言わせてもらうと、私は塩分を制限してない。私を何も知らない女優や女性に仕立て上げようとするのはやめて」と医師に抗議したといいます。そして医師からは最終的に「毎日ポテトチップスを食べるように」とアドバイスを受けたとか。

 このインタビュー中、ブルックは女性たちが美容手術を受けることについては「本当にそれが自分のため、正しい理由のため、自分が必要とするほどの自信を与えてくれるものならどんなものも大賛成。それが女性たちに自信を与えてくれるのも見てきたから。でも“やりすぎ”の坂道を転げ落ちるもの簡単なことだと思う」と自論を展開。そして「自分らしくなくなるのは怖いよ。私がボトックスをやったときは(スタートレックの)Mr.スポックのような目になってしまって、“自分じゃないみたい”と感じた。フラクセルレーザーとか、ピーリングとか、新しいものは何でも試してみるの。ただ、自分らしくなくなるものは嫌だよ」と自身の体験も包み隠さずシェアしています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/14/news121.jpg 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  2. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  3. /nl/articles/2502/14/news033.jpg コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  4. /nl/articles/2502/14/news188.jpg サイゼリヤ、メニュー改定で“大人気商品”消える 「ショック」悲しみの声……“代わりの商品”は評価割れる
  5. /nl/articles/2502/14/news022.jpg 夜の漁港に現れた“大量のイワシ”で釣りをしたら…… 「デカすぎるでしょこれ!」ヤバい魚の連続に「すげっ」「気持ちいい」
  6. /nl/articles/2502/15/news012.jpg これは憧れる…… “1人暮らし歴5年”のこだわりがつまった“1K7畳”に「なんておしゃれ」の声 投稿者に聞くインテリアのポイント
  7. /nl/articles/2502/15/news032.jpg 163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
  8. /nl/articles/2502/15/news045.jpg 「あたし、天才?」餃子を手作りしたら…… “とんでもない展開”に興奮「全主婦が感動して泣いてる」「パーフェクト」
  9. /nl/articles/2502/15/news040.jpg 「何か野暮ったい……」 50代女性、似合う髪形が分からずプロにお任せ→“カットだけ”での大変貌に「とってもすてき!」
  10. /nl/articles/2502/15/news081.jpg 「絶対に欲しい」 ユニクロ新作の“2290円ウェア”に発売前から期待殺到 「シンプルでいいな」「これは激熱」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議