80年代の人気女優ブルック・シールズが救急搬送でICUへ「死ぬってこういう感じ」 偶然からオスカー常連俳優に救われる(1/2 ページ)
元気になってよかった。
1980年代に一斉を風靡(ふうび)した米俳優のブルック・シールズが11月1日に配信された最新インタビューで、9月に「大発作」を起こし倒れた経験を明かしました。原因は何と「水の飲みすぎ」という壮絶な体験を赤裸々に語っています。
米Glamour誌で2023年度「Women of the Year」の1人に選出されたブルックは、同誌とのインタビューで、「誰も知らないことだけど」と9月にNYのホテル「ザ・カーライル」で一人芝居の準備をしているとき、大きな発作を起こしたことを明かしました。原因は「ナトリウム不足」で、芝居の準備をしながら長時間にわたり大量の水を飲んでいたために体内のナトリウム濃度が下がり、病院に搬送されるまでになってしまったとこのことです。
周囲も移動車を待っていたブルックの様子がおかしいことに気が付き心配していましたが、ブルック本人は大丈夫と答えつつ「何でここにいるんだろう?」という感じで特に理由もなく通りの角まで歩いていき、イタリア料理店「L'Artusi」へ入っていったといいます。店内にいた2人の女性がブルックに近づき、そのあと目の前が暗くなりはじめ、両腕がだらんと下がり、壁に頭を突っ込んでしまったと衝撃的な発作の始まりを細かく描写しました。「私は大発作を起こしたの。そして口から泡を吹いて真っ青になり、舌を飲み込もうとした。次の瞬間には救急車に乗せられて、酸素吸入をさせられていた」と搬送までの記憶を振り返っています。
続けて救急車に乗ったあとのことについて「それであのブラッドリー・クーパーが私の隣に座って手を握っていたわけよ」と説明したブルックに、「うそでしょ」とインタビュワーはびっくり。これがまさかの本当の出来事で、「私にユーモアのセンスはなかった。本当に言葉が出てこなかった」とあまりに非現実的な出来事だったと強調。「でも、死ぬってこういう感じなんだろうなって思ったんだ」とそのときの混乱を説明しつつ、「目覚めたらブラッドリー・クーパーが『一緒に病院に行くよ、ブルック』って私の手を握ってるの。私は自分の手を見て、私の手の中にあるブラッドリー・クーパーの手を見て、これは“奇妙でシュールだ”って思った」と当時の状況を明かしました。
なお共演歴こそあるものの赤の他人のブラッドリーが駆け付けたことについて、まずレストランのソムリエがブルックの夫と連絡が取れずアシスタントへ。そのアシスタントからブラッドリーのアシスタントにつながり、そして本人がブルックと一緒に病院へ向かうことになったという偶然が重なったものでした。
さらに搬送先でICUに入ったブルックは、そこで気管支炎にかかる憂き目に。原因が判明してからも、男性医師から「塩分を制限しているのか」と何度も尋ねられ続けたそうで、「男性医師とはよくこういう風なことがあるの」と医師に直接苦言。医師はむくみをさけるためにブルックが塩分を控えているのではと考えたようですが、彼女はただ脱水症状を感じ水を飲んだだけと訴えたそう。
「むくみがあると若く見える。むくみがあると、みんなにボトックスを打ったとと思われるんです。だから58歳の女性として言わせてもらうと、私は塩分を制限してない。私を何も知らない女優や女性に仕立て上げようとするのはやめて」と医師に抗議したといいます。そして医師からは最終的に「毎日ポテトチップスを食べるように」とアドバイスを受けたとか。
このインタビュー中、ブルックは女性たちが美容手術を受けることについては「本当にそれが自分のため、正しい理由のため、自分が必要とするほどの自信を与えてくれるものならどんなものも大賛成。それが女性たちに自信を与えてくれるのも見てきたから。でも“やりすぎ”の坂道を転げ落ちるもの簡単なことだと思う」と自論を展開。そして「自分らしくなくなるのは怖いよ。私がボトックスをやったときは(スタートレックの)Mr.スポックのような目になってしまって、“自分じゃないみたい”と感じた。フラクセルレーザーとか、ピーリングとか、新しいものは何でも試してみるの。ただ、自分らしくなくなるものは嫌だよ」と自身の体験も包み隠さずシェアしています。
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