“猫の手触り”再現したニッセンの「猫Feel」 社員の“偏愛”から生まれたシリーズがどんどん拡大、その裏のこだわりと工夫(2/4 ページ)
購入者と猫好き社員。「同じ熱い想い」が商品開発に
今回の新商品を開発したきっかけとして、「猫Feel」シリーズ発売当初から寄せられていた購入者の声があったそうです。まず、毛色に関しては「ロシアンブルー」「スコティッシュフォールド」以外を追加してほしいという要望が多く、ニッセンはSNSで毛色の人気投票を実施。1位の「三毛」と、2位の「黒」を新毛色に採用しています。
また、SNSには新たなデザインについての要望も多かったといいます。
「その中でも最も多かった『猫Feelを外でも持ち歩きたい!』というお客様の声から、手触りの良さを楽しみつつ、さりげなく猫Feelを外に連れ出すアイテム、ということで『スヌード』を開発しました」(ニッセン)
新デザインについては、商品の「購入のされ方」も参考になったようです。第1弾の商品で最も人気だった「毛布」と、同時発売の「敷パッド」をセットで購入する人が多く、「猫に包まれるような感じ」と好評だったことも新商品づくりにつながりました。
「『猫Feelに包まれて眠る心地よさ』をもっと再現したいと思い、掛け布団カバー、シーツ、枕カバーを開発しました。これで、寝具まるごと猫Feelにできるフルラインアップになりました」(ニッセン)
枕カバーに尻尾が生えた!?
第1弾同様に、社員の意見もきっかけに。社内の猫好き社員100人に「『猫Feel』の生地であったらいいなと思う商品」をヒアリングし、多く得られた「まといたい、身につけたい」という回答を受けて、「ルームウェア」「着る毛布」の開発をスタートしました。
「社内スタッフの偏愛から始まった『猫Feel』。今は、私たちと同じ熱い想いのお客様と共に商品開発をしていると思っています」(ニッセン)
普段の生活の中で猫の柔らかな手触りを感じられる「猫Feel」ですが、手触りや毛並みの他にも猫らしさを味わえるポイントがあるといいます。
「スタッフ偏愛ポイントになりますが、枕カバーに尻尾を付けました。これは、尻尾付き抱き枕の開発中に尻尾のサンプルを確認していたところ、あるスタッフから『尻尾をニギニギしながら寝たい!』という魂の叫びがあり、本物の猫ではできない“尻尾をにぎりながら眠れる猫Feel”を検討しはじめました」(ニッセン)
社員の間で「枕カバーに尻尾を付ければ、ずっと猫を感じながら寝ながら触れるのでは?」「そもそも枕カバーに尻尾は、ちょっと違和感があるのでは?」「枕に尻尾って、見た目が奇抜すぎるのでは……?」などの意見を交わし合い、サンプルを作成。
「ありそうで意外に世の中にはないけれど、仕上がったサンプルがあまりにも心地よく、即商品化しました」(ニッセン)
既成概念に囚われず、心地よさを優先した結果生まれたデザインのようです。
一方、猫Feel素材でのデザインが難しかった商品も。
「非常に難航したのは、『着る毛布』です。さまざまなバリエーションでサンプルを作成しました。というのも、猫Feelの生地は密度もしっかりしているのが特徴です。そのため『着る毛布』の表地・裏地ともに猫Feelの生地にしてしまうと、非常に重い着る毛布になってしまいます」(ニッセン)
「これは動けない……」と断念したり、軽量化のためにベストタイプにしたりなど試行錯誤を繰り返しながら、ついに肌触りと着心地を両立できる形にたどり着ついたそうで、「肌が当たる首回りと袖回りの裏地には猫Feel生地を使用。着衣の裏地は軽い素材にするというデザインになりました」とニッセンは説明しています。
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