野外調査中パイプをのぞくと、まさかの生き物がギュウギュウに! 「神秘的な可愛さ」「貴重なものを見させてもらった」と反響(1/2 ページ)

なかなか珍しい光景。

» 2024年03月07日 21時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 は虫類好きさんがキュン死してしまいそうな珍しい光景がInstagramに投稿され、「かわいすぎです、たまりません!」「キュン死しちゃう……」と話題です。動画は記事執筆時点で36万7000回以上再生され、8600件を超える“いいね”を獲得。

パイプの中をのぞくとそこには……?

 こちらの動画を投稿したのは、若者(学生)が本気で日本の自然・文化を守るために立ち上げた団体「proture-blog(プロチャーブログ)」の代表であるKKさん(@proture_blog)です。

みんな見て 野外調査中に発見!

 この日野外調査をしていたKKさん。コンクリートの壁などによくあるパイプの中をのぞいてみると……? なんということでしょう、そこにはみっちりとくっついてお団子状態になっているニホンヤモリの姿があったのです。これはは虫類好きさんにとってはたまらない、キュン死ものの光景ではないでしょうか……!?

パイプを覗くと パイプをのぞいてみると……
おしくらまんじゅう ぎゅっとくっつくニホンヤモリの姿が!

ヤモリは冬眠中

 しかし「なんでパイプの中にいるの?」「寒くないのかな?」と思う人も多いことでしょう。KKさんによると、これはヤモリが冬眠している状態なのだそうです。トカゲのようなするどいツメを持たず穴を掘ることができないヤモリは、どこか暖かいところに移動して冬をやり過ごします。岩や家の隙間、そしてこのようにパイプを巣穴の代わりにするのです。

キュン死やろ は虫類派の方がキュン死しそうな光景です
なんでパイプの中 「なぜパイプの中に?」への解説も

パイプの中は安全で快適、実はいろいろな生き物が活用しています

 また、パイプの中は温度が一定に保たれることや、猫や鳥類が入ってこられないことから、ヤモリにとって安全かつ快適な場所なのだそう。ヤモリ以外にもヘビやカエル、昆虫などが利用しているほか、最近はトカゲも穴を掘らずにパイプを住まいにしていることが多いのだとか……。

ツメがない ヤモリの足は壁などにくっつくことに特化しています
温度が一定 寒そうだけど実は寒くないパイプの中
安全で快適 実はパイプの中は安全快適な場所なのでした

「こんなところにいたんだ」「神秘的」などのコメントが寄せられる

 は虫類であり変温動物であるヤモリには、寒くなると仲間同士で集まりくっついて冬を越す習性があるようです。冬の間にパイプをのぞいてみると、運が良ければかわいいヤモリ団子を見つけることができるかもしれません。

 ただし冬眠中の生き物に刺激を与えると大きなダメージやストレスを与えてしまうため、パイプをのぞくときはそーっとそーっと、やさしくのぞくようにしてあげてくださいね。

そっとね パイプをのぞく時はそーっとね

 とってもキュートなヤモリ団子には「可愛いけどなかなかそんな奥まで見る機会がないから気付けるのがすごい……!」「えーー!かわいいっ、こんなとこでひしめき合ってるのか!」「神秘的な可愛さですね 一句詠めそうです」といった、は虫類好きさんからのコメントが多数寄せられています。

フォローいいね とってもキュートなニホンヤモリたちなのでした

 KKさんはInstagram(@proture_blog)とX(Twitter/@proture_blog)、公式サイト「proture-blog」に生き物たちに関する知識や、活動の様子などを投稿しています。

画像提供:proture-blog(プロチャーブログ)(@proture_blog)さん

三日月 影狼

ねとらぼ生物部オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news034.jpg 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」