でっかいヤゴを育ててみたら…… とんでもないトンボの誕生に「ただただ感動」「滅多に見られない、生命の神秘!」と100万再生突破(1/2 ページ)

これは感動する……!!

» 2024年05月29日 21時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 害虫として駆除されそうになっていた巨大なヤゴを引き取り、育ててみたら……?とんでもないトンボがうまれてきた瞬間が YouTubeチャンネル「森こんにゃく」に投稿され、記事執筆時点で102万再生を突破。たくさんの感謝&感動の声と1万6000件をこえる高評価が寄せられています。

サムネイル 生き物の不思議
とんでもないトンボがうまれてきた!

巨大なヤゴの飼育に挑戦!

 動画を投稿したのは、生き物系YouTuberの森こんにゃくさん。家族と一緒に魚や虫を捕まえ、捕まえた生き物たちを飼育、観察した様子などをSNSで発信しています。

 前回は業務スーパーで購入したアサリの飼育に挑戦しました。今回は、友人のメダカ池の害虫として駆除されそうになっていた巨大ヤゴの飼育にチャレンジするといいます。

どんなトンボになるんでしょうか でっかいヤゴの飼育に挑戦します

ヤゴの水槽をセットした翌日には思いがけない出来事が

 引き取ってきた巨大ヤゴを頑張ってトンボにしてみたい! と意気込む森こんにゃくさん。ヤゴの住まいとなる水槽の底には水洗い不要の砂を敷き、水と少々のカルキ抜きを入れてからヤゴを投入します。

 ヤゴはトンボの幼虫で、幼虫の間は水の中で暮らしています。ヤゴがトンボになるまでは水辺にトンボが卵を産む→卵がふ化してヤゴがうまれる→水中で他の生き物を食べて脱皮を繰り返し成長する→陸に上がって羽化しトンボになる……という流れになっています。羽化の際にはヤゴの背中が割れ、中からトンボが出てくるのだとか。

 ヤゴが羽化する際には陸に上がる物が必要になるため、今回は足が引っ掛かりやすそうなプールスティックを水槽にセット。これで準備は完了です。

プールスティックがセットされた水槽 アミューズメントパークのような水槽になりました

3匹のヤゴを育てることに

 ヤゴの水槽をセットした翌日、森こんにゃくさんは「違う池から大きなヤゴが捕れた」と友人に呼び出され再びメダカ池に向かいます。1匹目と同じくらい大きなヤゴを追加で2匹引き取り、水槽には3匹のヤゴが暮らすことに。

3匹のヤゴ 翌日2匹のヤゴが仲間入り

 森こんにゃくさんが調べたところ、ヤゴの好物はミミズやアカムシとのこと。お子さんと一緒に採取してきたミミズを与えてみましたが、ヤゴは食べるどころか逃げてしまいます。

ヤゴとミミズ ヤゴにミミズを与えますが……?

 翌日になっても、さらに2日経過しても、ヤゴはミミズを食べようともしません。むしろ森こんにゃくさんは半分にちぎれていたミミズが水の中で生きていることに驚き、ミミズの生態に興味がわいたといいます。

 そして水槽にヤゴを入れてから10日ほど経過した夜の12時過ぎ、1匹のヤゴがプールスティックを上りはじめました。ヤゴは羽化する場所を決めたのかプールスティックの上の方で立ち止まり、準備体操のような不思議な動きをしはじめたのです。

今夜羽化するのでは ヤゴが上ってきました
プールスティックにとまるヤゴ ここで羽化することに決めたようです

ついに羽化……!

 そして背中が割れ、ヤゴの顔が割れ……中からトンボの顔と体が出てきました。トンボは体をぶるんぶるんと揺らし、最終的には腹筋をしているような姿勢で見事に全身を外に出すことに成功。この後は縮れていた羽根を伸ばし、乾かしていくのだそうです。

トンボの顔が出てきました ヤゴの顔からトンボの顔が出てきました
全身が出てきたトンボ 全身が出てきました!

 朝起きると羽根はすっかり乾いたようで、トンボは光が差し込む窓に止まっていました。森こんにゃくさんが調べたところ、今回育てたヤゴは「オオヤマトンボ」という種類だったそうです。羽化したオオヤマトンボはしばらく観察した後、外に逃がしてあげることに。

オオヤマトンボという種類でした ヤゴの正体は「オオヤマトンボ」でした

 さらに1週間後、2匹目のヤゴが羽化の準備をはじめました。その後3匹目のヤゴも羽化の準備をはじめ、羽化したとても大きくて美しいオオヤマトンボたちは大空に向かって飛び立っていったのでした。

 最後にヤゴたちがいなくなった水槽を片付けたところ、エサとして入れたミミズは元気いっぱいに生きていたとのこと。その生命力に驚かされます。ヤゴがエサを食べなかった理由については、羽化直前の最終形態でトンボになる瞬間を待機している状態で、エサを食べる必要がなかったのだと考えているそうです。

2匹同時羽化 残る2匹も無事に羽化、大空に飛び立っていきました

「貴重映像ですね」「勉強になりました」の声

 こちらの動画には「貴重映像ですね!」「勉強になりました」「素晴らしいものを見せて頂き有難うございます!」といった、たくさんの感謝や感動の声が寄せられています。

 森こんにゃくさんは同チャンネルとX(Twitter/@morikonnyaku)に、日々の活動や生き物の姿を投稿しています。

2024年初のクワガタ採取!
カブトムシの幼虫を探して作って楽しそう!!
アリジゴクを飼育してみた

画像提供:YouTubeチャンネル「森こんにゃく

三日月 影狼

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2409/27/news136.jpg 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  2. /nl/articles/2409/26/news207.jpg 山本美月と麻生祐未が救急搬送、Huluドラマ撮影中に照明落下 頭部や頸部に外傷
  3. /nl/articles/2409/26/news046.jpg 30年通う美容師にまさかの失敗をされた女性がSOS→プロがお直しすると…… 仕上がりに「感動です」「大変身ですね」と反響
  4. /nl/articles/2409/27/news124.jpg 「すごいアイデア」 ダイソーのソックスを“まさかのアイテム”にリメイク! 意外な活用方法が11万回表示の人気
  5. /nl/articles/2409/27/news037.jpg 「ホンマええ加減にせえよ」 そんな気持ちが伝わってきそうな“圧つよ”道路看板 「お察し致します」「引き返せ…引き返せ…」
  6. /nl/articles/2409/26/news205.jpg こ、これは……! GU公式がコラボ匂わせ→バレバレすぎる告知が話題に 「マジで!?」「全種類回収しかない」
  7. /nl/articles/2409/25/news127.jpg トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  8. /nl/articles/2409/27/news052.jpg そんな場所からで大丈夫?→“信じられない写真”が撮れました 驚くべき超スゴ技に「嘘やろ……」「天才現る」
  9. /nl/articles/2409/27/news015.jpg 「まさにそれ」 外国人が日本に染まったら…… “居酒屋のチョイス”の変化にツッコミ殺到 「もう常連になってるやんw」
  10. /nl/articles/2409/27/news025.jpg お姉ちゃんが会いに行くと幸せそうにほほえむ柴犬、帰るときは…… 別犬のような表情の変化に「悲壮感が迫力」「胸が痛くなる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  2. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  3. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  4. そうはならんやろ “0円の画材”と“4万円の画材”、それぞれでジョーカーを描いてみた結果に驚き【海外】
  5. 「秒速で1億円稼ぐ男」与沢翼、ドバイの大豪邸を“10億超”で売却 1000平米超の全ぼうに「こんな豪邸住んでみたい」「5億円も貰えるとかすげえ」
  6. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  7. 「これは早死にルート」 マクドナルドが提案する“休日の過ごし方”にツッコミ殺到 狂気のスケジュールに「過酷すぎ」「どうかしてる」
  8. 台風の日、祖母宅に「食べるものがない」と聞いた孫が食料を届けに行くと……? まさかの光景に「ホント良い子や」「エエッ!?」
  9. 売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪
  10. マクドナルド、兎田ぺこらとのコラボ匂わせ→斜め上の解釈で生まれた“架空のキャラ”に爆笑 「それにしか見えないw」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」