3年育てた“生きた化石”が突然死んだ理由に驚がく 「ただただ衝撃……」「自然の力は人間の想像以上ですね」(1/2 ページ)

ジャンプ力とパワーに驚愕。

» 2024年07月07日 19時30分 公開
[Yukiねとらぼ]

 3年間育てたピラルクに起きた悲劇が、YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」で公開されました。動画は記事執筆時点で20万再生を突破しており、4400件を超える“高評価”が寄せられています。

3年育てたピラルクを死なせてしまいました

水槽から消えた人気者のピラルク

 投稿したのは、2023年4月にオープンした施設「深谷爬虫(はちゅう)類館」(埼玉県深谷市)の館長・鰐(わに)さんです。今回は悲しいお知らせとのことで、3メートルの大型水槽からいなくなってしまったピラルクの話を始めました。

ピラルクサムネ 悲しいお知らせとは……?
水槽 ある日水槽からいなくなった……!?

 ピラルクは体長3メートル以上にもなる、世界最大級の淡水魚。進化において1億年間ほとんど姿が変わっていないと考えられることから「生きた化石」ともいわれ、深谷爬虫類館でも1番人気の魚です。しかしある朝、出勤したスタッフから「ピラルクの姿が見えない」と鰐さんに連絡がありました。

厳重に対策をしていたのに……

 あわてて探してみたところ、水槽の裏に飛び出して落ちてしまっていたピラルクを発見。残念ながらすでに死んでいました。

ピラルク死骸 水槽の外で見つかったピラルク
他のピラルク さみしくなった水槽

 ピラルクはかなりパワーがあり、ジャンプをする生き物ということは重々承知していたので、かなり厳重に飛び出し対策は行っていました。特注のポリカーボネート板を使ったフタは厚さ10ミリ、重さは1枚8キロあるものです。それをネジ止めし、さらに天井との間に突っ張り棒を入れていたのですが、突っ張り棒の力が十分に加わっていない部分に思いっきりぶつかって飛び出してしまったのではないかとのこと……。十分な対策をしていても、ピラルクのパワーはそれを超えるものだったのです。

ネジ 特製板をネジで留め……
天井 突っ張り棒も

 水槽がそろそろ狭くなってきたこともあり、ピラルクのために200万円かけてもっと大きな新しい水槽を導入する計画を立てていた矢先の悲しい出来事……。もっと厳重に対策をしておけば良かったと後悔していると鰐さんは話しています。

3年以上飼育した思い入れのある1匹

 死んでしまったピラルクは、赤ちゃんのころから3年間飼育してきた個体。体長は1メートルを超え、重さはなんと11.6キロまで成長しました。色も赤色が鮮やかに首元近くまで入り、思い入れのある1匹だったそうです。亡骸は冷凍してあり、はく製にするかどうかを現在考えているそうです。

稚魚 3年前はこんなに小さかったピラルク
冷凍ピラルク 色もとても美しい個体でした
11キロ 11.6キロ

パワーに驚くコメントと哀悼の意が寄せられる

 せっかくピラルクのために用意した新しい巨大水槽は、これから設置予定。今度はもっともっと厳重に対策を施して、“また大きなピラルクを泳がせたい”と鰐さんは思っているそうです。

 動画には、「こんな対策してるのに飛び出すピラルクのパワーエグいな」「やりすぎくらいの対策だと思ったんですけど、、、それでもなんですね、、、」「しっかりしたゲージでしたが悲しい事故でしたね…」「こんだけして飛び出すの?」などピラルクの想像をはるかに超えたパワーに驚いたというコメントとともに、人気者への哀悼の意が多数寄せられています。

今のは虫類館 新しい水槽がもうすぐ設置される予定です

 深谷爬虫類館で暮らすさまざまな生き物たちの様子は、YouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@fukayahachu)でも発信しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」さん

(Yuki ブログInstagram

ねとらぼオススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/29/news009.jpg 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
  2. /nl/articles/2501/31/news120.jpg 大野智さん巡る悪質“逮捕デマ”巡りSTARTO社が発信者情報開示請求 「株式会社嵐」代表は「一呼吸おいてよく考えて」と心境吐露 
  3. /nl/articles/2501/31/news085.jpg “自分を醜い”と感じてきた49歳女性が…… “別人級の大変身”に感動 「衝撃的だった」「信じられない」
  4. /nl/articles/2501/30/news026.jpg 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
  5. /nl/articles/2501/31/news185.jpg 大谷翔平、“消防士たちとの5枚のショット”に反響 「どの消防士より屈強」「これは期待の新人」
  6. /nl/articles/2501/31/news014.jpg 手芸で余った大量のハギレ → あまさず活用する“驚きの方法”に反響 「ナイスアイデア」「考えたこともなかった」
  7. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  8. /nl/articles/2501/30/news047.jpg 「死ぬほど笑ったw」 “ほろよい”限定デザイン → 人気ゲームの“例のロゴ”に見えると話題に まさかの公式も反応「ほろよい うま」 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2501/31/news019.jpg “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
  10. /nl/articles/2412/09/news077.jpg 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議