サーモスは水筒だけじゃない! あったか靴下からガチャまで大集合の、120周年イベントがアツかった
10月18日から20日に開催された消費者向けイベントの様子を紹介します。
魔法びんのパイオニアとして知られるサーモスは、2024年でブランド120周年を迎えました。
明治時代に魔法びんが日本にやってきてから約120年……いまや当たり前の存在となった保温・保冷ができる水筒から、先進的すぎてなかなか売れなかったレア商品まで、前回の記事ではさまざまな「サーモスの歴史」について話を聞きました。
そして去る10月18日から20日の3日間、一般消費者の人々も「サーモス120周年」の歴史と最新商品に触れられる企画として、ポップアップイベント「次の心地よいをつくる。THERMOS 120th Anniversary Event」が六本木ヒルズ 大屋根プラザにて開催されました。
今回はそんなサーモス120周年記念イベントをレポート! 定番商品の最新モデルから、「こんなものまで作ってるの?」とあっと驚く新製品まで、盛りだくさんのイベントでした。
会場を案内してくれたのは、前回の取材でもお会いした、サーモス ブランド戦略課プロモーショングループの笠原健志さん。あらためまして……。
サーモスブランド120周年おめでとうございます!!!!!!
魔法びん技術から着想を得た、あったかアパレルブランド「&ONDO」
まずは新製品のコーナーを見ていきます。こちらに並んでいるのは、サーモス史上初となる魔法びん技術から着想を得たソックスやクッション、腹巻、アームカバーなどさまざまなアパレルアイテム。2024年に誕生した、サーモスの新しいサブブランド「&ONDO(アンドオンド)」です。
「飲食シーンだけではなく、生活の中でさらなる『心地よさ』を提供していきたいということで誕生したブランドになります」と話す笠原さん。サーモスは魔法びんのイメージが強かったのですが、まさかアパレル製品まで手を広げていっているとは!
こちらは「手首あったかビーズウォーマー」(左)と「もちはだ起毛のあったかアームカバー」(右)。どちらも肌触りがよくもちもちで、デスクワークのシーンにも役立ちそうだなと思いました。
「『手首あったかビーズウォーマー』には体温をすばやく伝えるように、チタンコーティングされたビーズを封入しています。ビーズ内側の空洞と、ビーズ同士の空洞が作る空気層が体温をキャッチし、魔法びんのような保温効果をもたらしてくれるんです」(笠原さん)
そして、今回の新製品の中でも笠原さんイチオシのものを紹介していただきました。
それがこちらの「起毛であったかルームソックス」です。一見普通のルームソックスに見えますが、秘訣は内側にあるのだとか……?
ソックスを裏返すと、細かいふわっふわの起毛が! サーモスが独自に開発した、この毛足の長い極起毛が空気層を作って、体温を逃さず保温してくれるんだそうです。
「サーモスの魔法びんの保温効果に着想を得て、約2年の歳月をかけて独自に開発したものです」と笠原さん。その顔には苦労がにじみ出ています。魔法びんだけでもすごいのに、アパレル製品まで作ってしまうとはすごい……。
会場ではハッシュタグ付きで製品画像をSNSに投稿するとこちらのソックスがもらえる太っ腹なキャンペーンを実施していたので、私も迷わず投稿してソックスを手に入れました。
自宅で使ってみたのですが、めちゃくちゃあったかくて驚きました。特に裏起毛がふわふわで肌触りがよく、これはこの冬重宝しそう!
その他、「真空断熱マグカップ」や「真空断熱コーヒーサーバー」など、発売されたばかりの新商品も並んでいました。カラーバリエーションも豊富で選ぶのが楽しくなりそうです。これらの商品は会場で販売もしており、その場で買っていくお客さんもいました。
また、「120周年アニバーサリーセット」として、120周年記念ロゴのサーモスの水筒も販売されていました。限定のボトルカバーとミニバッグがセットになっており、生活のさまざまなシーンで役立ちそうです。
そして、こちらはサーモス初の包丁「サーモス グランエッジ」です。フライパンなどキッチンツールを手がけていることは知っていましたが、まさかこんな包丁まで出しているとはと驚きました。キッチンツールに統一感を持たせたい方にもいいですね。
「オールステンレスでさびにくく、持ち手と刃のつなぎ目がない一体構造になっています。包丁の真ん中に重心を置いているので、重さを感じにくく非常に使いやすい包丁です」(笠原さん)
定番のフライパン製品の展示の中には、家でいま使っているものと同じフライパンが展示されていて驚きました。これ使いやすいんだよなぁ。
ということで、サーモスの最新商品をたっぷり堪能しました! お次はサーモスの歴史を体感できるヒストリーボードを見ていきます。
120年の歴史を、特設展示で体感!
こちらは、1904年にサーモスブランドが誕生してから、2024年の現在に至るまでの120年の歩みを記したヒストリーボード。当時の歴史を代表するアイテム展示も行っており、ここだけでしか見られない貴重な資料もたくさんありました。
会場では、当時を懐かしむように過去の製品を眺めるお客さんの姿も見ることができました。サーモス製品は人々の生活とともにあったんですね。
どれも見どころ抜群でしたが、全部紹介すると大ボリュームになってしまうので、私が気になったものをいくつかピックアップして紹介させてください。
会場にはさまざまな体験型展示も用意されていました。のぞき穴をのぞいてみると?
年代物のサーモスの水筒が現れました。迫力があるたたずまいです。サーモスの水筒をのぞくとき、サーモスの水筒もまたこちらをのぞいている……。
展示されていたのは、明治時代の新聞広告に載っていたサーモスの水筒でした。サーモス製品が初めて日本にやってきたのは明治時代。今から約120年前の水筒が現存していることにも驚きです。
個人的に気になったのは、1909年に全米を巡回した宣伝車「サーモスカー」の模型です。
やっぱりかっこいいな……120周年を記念してサーモスカーが日本を横断してくれないかな。笠原さんにお願いしておきました。
こちらは1930年代のガラス製魔法びん。現在の内びんはステンレスですが、当時はガラスだったので扱いに注意が必要だったそうです。革張りでかっこいい……。
この大きな盾は、なんと英国王室から送られたもの。サーモスが当時の「英国王室御用達」の紋章を自社製品につける権利を取得した際、それを記念して送られたものなんだそうです。新潟県燕市の事業所からイベントのために取り寄せた貴重な資料で「ユニコーンの角部分が折れないよう、細心の注意を払って車で輸送しました」と笠原さん。
歴代の「真空断熱スポーツボトル」の展示もありました。右端のボトル、中学校のときに使っていたな……。2024年の展示が当時の記憶とつながって個人的な胸アツポイントでした。
また、当時の開発秘話を伝える掲示もありました。当時、魔法びんは熱い飲み物用として使われていたため、保冷専用のスポーツボトルはあまり受け入れられなかったそうです。今となっては当たり前のアイテムでも、その歴史を振り返るといろんな転換点に気づくことができます。
サーモスの定番商品、ワンタッチ・オープンタイプの「真空断熱ケータイマグ」の初代製品と最新版の比較展示もありました。左が最新のもので、右が24年前に作られた旧製品です。
重さを比較すると、新製品は過去のものに比べ100g以上軽くなっていることがわかります。どちらも内容量は変わっていないということにも驚き。毎日使うものですし、できるだけ軽いほうがいいですよね。細かいところに目を向け、約20年間改善を続けてきたサーモスの企業努力には脱帽です。
その他、蒼井ブルーさん、足立梨花さん、中村憲剛さん、貴島明日香さんのサイン入りサーモス製品とイベントに向けたメッセージの展示もありました。いろんな人に愛されているんだな〜。
1904年から現在までのサーモスの歩みを体感できる展示でした。人々のライフスタイルの変化に伴って、サーモスが新たな提案やチャレンジをしていることがよくわかりました。よく家で使っているサーモスの真空断熱タンブラーも、この長い歴史のうねりの一部だったんだ……。
最後は「サーモスのガチャ」を回します
そして、このイベントでは私が楽しみにしていた目玉イベントがあります。
それが、ブランド誕生120周年を記念したサーモスのガチャ「サーモス ミニチュア ガチャ®コレクション」(1回300円)です。タカラトミーアーツより10月末から全国展開が始まるガチャを、このイベントではいち早く遊ぶことができました。
もちろん狙うのはこちら、サーモスカーのミニチュア。笠原さんいわく「車輪も動きますし、かなりこだわった作りになっています」とのこと。これは当てるっきゃない!
緊張しながらガチャを回します。5分の1ですからね。早めに引き当てられるといいんですが……。
あっ!!!
「真空断熱スープジャー」でした。狙っていたものとは違いましたが、質感や造形のリアルさに驚きます。そして2回目を引きますが……。
残念。狙っていたものではありませんでした。いや、もちろん全部当たりなんですよ? でも私が欲しいのはサーモスカーなので仕方ないですよね。
3回目もサーモスカーではありませんでした。ドツボにはまった気持ちです。いや、ドツボとか言っちゃダメなんですが。
笠原さんに望みを託して引いてもらいます。サーモス社員なら見事サーモスカーを引き当ててくれるはず……。
えっ!????
サーモスカーだ!!!!!!!!
まさかこんなことがあるとは。笠原さんが驚異的な引きの強さで見事サーモスカーを一発で引き当てました。
展示では見ることのできなかった裏側まで見ることができて感動です。商品としての立体化は初めてとのことで、サーモスファンはもちろん、ミニチュアカーの愛好家にもたまらないアイテムだと思います。
サーモスカーの模型と並べても、窓やロゴなど細部までこだわって作られているのがわかります。いや〜、こんないいことがあるとは。最後にいい思いをさせてもらいました。
ということで、サーモスの魅力がたっぷり詰まった120周年ポップアップイベントをレポートしました。
これまでのサーモスの歩みから、これからの時代に寄り添う新製品の展示まで盛りだくさんだったサーモス120周年記念イベント。日頃使っているサーモス製品により愛着が湧きそうです。
これからさらに肌寒くなっていく季節には、「&ONDO」のあったかグッズも大活躍しそうです。「もっとサーモスのことを知ってみたい」という方は、さらに深掘りしたインタビュー記事もあるのでぜひこちらもご覧ください。それではこのへんで!
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提供:サーモス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2024年11月13日