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時代が変わればお金の価値も変わるもの。Teioコレクションのサイトで公開されている「江戸時代物価早見表」が面白いと話題になっています。
この表では江戸時代の前・中・後期それぞれの小判に含まれる金の量と価値を目安に、貨幣価値を算出。それらの平均をとって、1文を16.5円として換算しています。
これに従って換算すると、「風呂屋(大人1人)」が132円で、「瓦版(1枚物)」が66円。「床屋」での髪結・散髪代は462円と現代よりいくらか割安になっています。
食べ物を見てみると、「納豆」は1束66円、「蕎麦・うどん」は1杯264円、「米」は1升で1650円。このあたりは現代とほとんど変わらないですが、「豆腐」は1丁825円、「ようかん」「ところてん」は1155円と意外な高値。江戸っ子の代名詞である「初鰹」はなんと1尾8万5800円もします。「大工の日当」が6600円、「月々の長屋の家賃」が9900円であることを見ると、江戸時代の人たちが初鰹にかけた思いの大きさがうかがえます。
娯楽面では、「新刊本」が1冊4950円と高額なのに対し、「浮世絵」は1枚528円と庶民にも手が届く範囲。また、「歌舞伎・芝居」は最高ランクの桟敷席が18万400円もする一方、立ち見ならたったの264円で見ることができます。
他にも「妻の吉原への身売代」が528万円、「宝くじ」が1枚3万3000円で1等当選額が6600万円など、興味深い数字がずらり。当時の人たちの暮らしぶりをあれこれ想像してみるのも面白そうです。
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