北海道では断続的に猛烈な雨が降り、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を朝から5回も発表。北海道はあすにかけても激しい雨や雷雨に注意。関東もこのあと広く雨や雷雨に。
北海道では、明け方から局地的に1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、午後3時までに「記録的短時間大雨情報」を5回も発表しています。この情報は、雨の量が、災害の発生につながるような稀にしか観測しない量であることをお知らせするものです。
北海道胆振地方では、湿った南東の風が流れ込み、山地にぶつかって、明け方から大雨となっています。白老町森野では、24時間の雨量が250ミリを超え、登別市カルルス市では222ミリを超えています。この数値はアメダスの観測地点のもので、気象庁の解析雨量では、白老町付近では24時間に、およそ600ミリの雨が降ったとみられます。
降り続く大雨のため、白老市と登別市では、土砂災害の危険性が高まっているとして、土砂災害警戒情報が出されています。低い土地の浸水や河川の氾濫などにも厳重な警戒が必要です。
北海道は、あす11日にかけても、局地的にカミナリを伴った激しい雨が降る見込みです。大雨の恐れがあり、落雷や竜巻などの突風、ひょうなどに十分注意して下さい。
関東も帰宅時間は広く雨
一方、本州付近もあちらこちらで雨雲が発達しています。きょうは大気の状態が不安定で、あすにかけても非常に不安定な状態が続きそうです。
関東に目を移しますと、所々に活発な雨雲がわいており、都心にも一部で雨雲が発達し始めています。このあと次第に雨の範囲が広がって、帰宅時間には広く傘が必要になりそうです。局地的に、ザッと雨脚が強まったり、ゴロゴロとカミナリが鳴ったりするでしょう。北部の山沿いでは、激しく降ることもありそうです。夜遅くにかけて、落雷や、竜巻などの激しい突風、ひょうなどにご注意下さい。
夕方以降は、空気もヒンヤリしますので、身体を濡らすと冷えてしまいそうです。お帰りの際は、雨に濡れないように、お気をつけ下さい。
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