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立体的な造形が実現できる3Dプリンターを使って、ちょっとした立体物を手軽に作れるようになってきています。3Dプリンタを扱うフランスのLe Fab Shopでは、野菜を乗り物に変身させられるおもちゃの3Dモデルデータを無料公開しています。
3Dモデルデータはプロペラやタイヤといったパーツを出力できるもの。3Dプリンタで出力してなすやきゅうり、にんじんといった、身の回りにある野菜や果物に装着すると、潜水艦や飛行機に変身します。
このユニークなおもちゃは、2013年に「Open Toy」というプロジェクトから始まりました。はじめはコルクや木の加工で出たごみを使っておもちゃを作る試みで、木の切れ端を乗り物などに変身させるパーツが考案されました。その後、固い木ではなくパーツを簡単に刺せる野菜や果物に装着するというモデルへと変化を遂げて、2014年10月のパリのイベントで一般公開されました。
イベントに参加した子どもたちは、夢中になって、じゃがいもやなすなどをスペースシャトルやレーシングカーに仕立てて遊び、大好評だったそうです。
このほどLe Fab Shopは「3Dプリンティング・フットステップ(Impression 3D Pas a’ Pas)」という本を出版する記念に、「Open Toy」のパーツを無料でダウンロードできるようにWebで公開しました。物作り・ハウツー系サイトのThingiverse、YouMagine、Cults 3D、Instructablesからダウンロードできます。3Dプリンタでパーツを作ることができます。
(海原ゆりえ)
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確かにこれなら画面全体を親指で操作できる!