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キリン「晴れ茶」にドーピング禁止薬物? 陸上関係者が注意呼びかけ → キリンの回答は「検出なし」

キリンが検査したところ、ドーピング禁止薬物は検出されなかったとのことです。

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 「キリン 世界のKitchenから 晴れ茶」にドーピング禁止薬物が含まれている可能性があるとして、陸上関係者が注意を呼びかけています――が、キリン広報に問い合わせたところ「ドーピング禁止薬物と言われているものは検出されませんでした」とのことでした。


画像 キリン 世界のKitchenから 晴れ茶

 「キリン 世界のKitchenから 晴れ茶」は、2月24日に新しく発売された「世界のKitchenから」シリーズの新商品。レモングラス、ミント、ローズマリー、ゼラニウムの4種のハーブに緑茶を加えたハーブティーですが、この中で問題になったのが「ゼラニウム」。ゼラニウムにはドーピング禁止薬物の「メチルヘキサンアミン」が含まれているとされており、陸上関係者が「試合前には飲まないように」と、ブログやTwitterなどで注意を呼びかけました。特に、元陸上選手・為末大さんのツイートはこれまでに2000回以上リツイートされており、大きな反響を呼んでいます。



画像 配合されているハーブの一種「ゼラニウム」が今回問題に

 ただ、キリン広報に問い合わせてみると、「検査したところ、ドーピング禁止薬物と言われているものは検出されませんでした」との回答。ドーピング禁止薬物の「メチルヘキサンアミン」は、サプリメントなどの成分表示では「ゼラニウム油」などと表記されていることが多いのですが、実際は化学合成によって生成されるものが大半。天然のゼラニウム自体からは検出されなかったとの報告もあるようです。また、「晴れ茶」を飲んでドーピング禁止薬物が検出されたという事例も今のところありません。

 と言うことで、「晴れ茶」を飲んでドーピング検査にひっかかる可能性はかぎりなく低いと言ってよさそう。一応、大会を控えた陸上選手などは念のため摂取を控えた方がいいかもしれませんが、普通に飲む分にはまったく気にしなくても大丈夫そうですね。



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