「南浦和駅の改札に唐突に馬が出現した」「なんか南浦和に馬いる……」
JR東日本・南浦和駅(埼玉県さいたま市)の改札内に、馬のオブジェが突然置かれ始めたとTwitterの一部で話題になっています。改札をくぐった正面の壁際に設置され、隣のATMを追い越し天井につくぐらいの高さが。かなり目立つにも関わらず、なんの前触れも無く出現した上に説明らしきものもないので、一体この馬は何なのだろう? と戸惑う声が次々と上がっています。
JR東日本の大宮支社・広報担当者によると、馬のオブジェは5月27日より設置しているもの。「南浦和駅が改装工事中でご迷惑をおかけしていますので、お客様の笑顔につながればという駅長の意向のもと置かせていただいております」と、駅のイメージアップが狙いで置いているそうです。
デザインがどうして馬なのかは、特に南浦和駅とは関わりはないとのこと。もとは埼玉県川越市在住の発泡スチロールアーティスト・ヤジマミキオさんが製作し、市内の「菓子屋横丁」に展示していた作品の1つでした。1年前にJR川越駅がヤジマさんへ駅前のミニチュアアートの制作を依頼した際に、ヤジマさん側から「駅の方で活用してくれないか」と例のオブジェを譲る提案を受けたので、このたび南浦和駅にやってきたといいます。
馬のオブジェは愛称などは決めておらず、名付ける予定も今のところないそう。一応ヤジマさんの公式サイトでは「チェスの馬」という作品名で製作過程が公開されています。当面の間は設置し、利用客の流動に問題などないか様子を見るそうです。
ここ数日はオブジェに向かって携帯電話のカメラを向けたり、一緒に記念撮影を撮る人をよく見かけたとのこと。Twitterでは「いつか『じゃあ、あの南浦和のでかい馬で待ち合わせね』とかいってみたい(笑)」「池袋駅のいけふくろうみたいに名前がつくといいね」と歓迎する声も上がっています。
(黒木貴啓)
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