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7月14日夜にNASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」が最接近するとして注目を集めている冥王星。この冥王星の表面にハート形の模様が写っている写真を、NASAが公開しました。
写真は7日(米国時間)に同探査機が冥王星から約800万キロの距離で撮影したもの。冥王星の右下にある明るい部分が、確かにハートの形に見えます。冥王星の表面は、明るさが時系変化する3つの広大な領域で覆われているらしく、ハート形の部分もその1つのもよう。横幅の大きさは約2000キロ。その左には“くじら”と呼ばれている暗い領域も確認できます。
探査機は14日20時50分ごろ(日本時間)には冥王星から約1万2500キロの地点に最接近しますが、そこで撮影する写真は解像度が今回の写真よりも500倍ほど良くなるとのこと。次回はハート形の模様がどのように写っているか期待が高まります。
また米ニュースサイト「Mashable」では、同探査機が撮影した別の冥王星の写真に、ディズニーの犬キャラ・プルートの顔が見えると報道しています。さきほどのハート形に比べて半ば強引な気がしますが、冥王星の左側にプルートの顔のような模様がうっすらと。
プルートはそもそも、誕生した1930年に冥王星(Pluto)が発見されたことからその名が付けられました。角度によってはプルートにプルートが見つけられるなんてなんとも愉快な偶然です。最接近した「ニュー・ホライズンズ」からさらなるきれいな写真が送られるのを楽しみに待ちましょう。
(黒木貴啓)
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