ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

伊藤園「高濃度水素水」販売で物議 ネットでは「伊藤園はもう買わない」など“不買表明”も

あまりに“確信犯的”なサイト構成に批判も。

PC用表示 関連情報
advertisement

 伊藤園が今年7月に発売した「高濃度水素水」が、先週ごろから一部で物議を醸しています。インターネット上では「伊藤園どうしたんだ」と困惑する声や、中には「伊藤園はもう買わない」など“不買”を表明するコメントも。



 「水素水」とは昨今注目されている、水素ガスを含んだ水のこと。伊藤園でも「還元性 水素水」として2008年より取り扱っていましたが、今年になって新しく「高濃度水素水」としてリニューアルしていました。価格は1本200ミリリットル入りで、7本セットが1780円(税込)と、一般的なミネラルウォーターなどに比べるとかなり高めとなっています。

 ただ、一部では「美容や健康に良い」とされている水素水ですが、具体的な効果については懐疑的な声も多く、販売している伊藤園に対し「がっかりした」「怪しい商売に手を出すなんて」と批判が集まる形に。またサイトでも具体的効果については一切触れておらず、代わりに「水素の量」や「水素の抜けにくさ」、モニターからの「お水なのでカロリーも気にせず飲めますね」といった当たり障りのないコメントばかりが並んでいたことから、「詐欺みたいな説明書き」「ギリギリで疑似科学にならないよう気を遣っている狡猾(こうかつ)さを感じた」といった声も寄せられています。





 これについて伊藤園側に確認したところ、ネット上での批判については社内でも把握しているとのこと。また「高濃度水素水」の具体的効果について質問すると、「薬事法の規制があるため、伊藤園としては効果をうたうことができない」との回答でした。

 「高濃度水素水」の具体的な販売本数については公表されていませんが、2008年から販売している「還元性 水素水」はこれまでに累計で500万本以上を販売しているそうです(公式サイトより)。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る