advertisement
文化庁の審議会は7月25日、2018年の世界文化遺産への登録を目指して、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を推薦することを決定しました。
世界文化遺産特別委員会が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」「北海道・北東北の縄文遺跡群」「百舌鳥・古市古墳群」の4つの候補について審議していた。
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、大浦天主堂や黒島天主堂、天草の崎津集落など長崎県と熊本県の12の構成資産からなっている。当初は14の構成資産からなる関連遺産として推薦されることになっていたが、諮問機関のイコモスから内容の見直しを指摘され、2月にいったん推薦を取り下げていた。今回は「禁教・潜伏期」に焦点を当て、構成資産を絞り込んでの推薦書の提出となった。
長崎市の田上富久市長は、短期間での推薦内容見直しを振り返り、2つの構成資産を除外したことを「苦渋の選択」だったと振り返るとともに、関係者への感謝を述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 上野の美術館・博物館の共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が国立西洋美術館の世界遺産登録記念デザインに
国立西洋美術館、東京国立博物館などに利用期間中、各1回入場できます。 - 国立西洋美術館、世界遺産登録が決定 「ル・コルビュジエの建築作品」として
クーデターの影響により延期となっていましたが、無事正式決定となりました。 - 歴史を感じる! 明治日本の産業革命遺産がテーマの特殊切手 7月8日に発行
八幡製鐵所など10カ所。 - 「こちらが世界遺産です(ただし地中)」 軍艦島と一緒に登録された佐賀県の世界遺産が地味すぎて切ない
見る方法は「透視能力を身につける」「明治時代にタイムスリップする」「地底人になる」の3つだそうです。 - 最新のデジタル技術で「軍艦島」を再現 長崎市に体験型博物館「軍艦島デジタルミュージアム」がオープン
CGやデジタルサイネージ、プロジェクションマッピングなどの技術で当時の様子がよみがえる。 - 世界文化遺産登録おめっ! 「明治日本の産業革命遺産」施設がGoogle ストリートビューに登場
28の施設を座して観光。