鳥取県が「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」を発表(関連記事)したり、全国の鉄道事業者や日本地下鉄協会が鉄道施設内でポケモンが出現しないように要請書を提出(関連記事)したりと、賛否両論が巻き起こっている「ポケモンGO」。そんな中、7月27日に放送された朝の情報番組「モーニングチャージ!」で、タレントの水道橋博士さんと「ポケモンGO」反対派の漫画家・やくみつるさんが熱いバトルを繰り広げました。
3人の子どもの父である博士は、思春期を迎えた中学生の長男とポケモンGOを通じることで親子の会話ができているとして「親子共有 世界標準型」と書かれたフリップを提示。しかし、小学4年生の長女はプレイ中にスマホの画面に集中してしまうそうで、「(画面を注視しなくてもプレイはできるが)子どもはその制御がなかなかできない」と、ゲーム自体には好意的な姿勢を示しつつ、その危険性にも言及しました。
一方、7月25日に出演した「情報ライブ ミヤネ屋」では、「都内で『ポケモンGO禁止』を言う候補者がいたらすぐ投票してます」「路端の植え込みだって、その中にいる虫に興味を示せばいい」「こんなことに打ち興じてる人って、心の底から侮蔑(ぶべつ)します」などと批判的な発言を連発していたやくさん。この発言は各所で話題となり、脳科学者の茂木健一郎さんが「ぼくは虫にも興味持ちますが、ポケモンGOやってもいいと思う」と反論したり、「高須クリニック」の高須克弥院長が「他人の価値観が理解できない人を気の毒に思います」とツイートしたり、さらには名前が似ている漫画家のすがやみつるさんに飛び火するなどしていました(関連記事)。
ポケモンGO賛成派の博士に対しては、博士の次男が歴史好きなのをフックに「せっかく歴史好きなら、そういった芽を育ててあげるのが親御さんの務め」と先制攻撃。しかし、「そんなことないです。ポケモンGOをきっかけに例えば神社なりなんなりに行くようになったら、そこの歴史を調べるようになるかも。大人もそうですから」とあっさり反論され、「そういうのを決めつけて、コメンテーターとしてポジショントークをしている人を僕は『心の底から侮蔑します』」と見事なカウンターをくらうハメに。
その後、大橋未歩アナウンサーがやくさんに「ポケモンGOは地方活性化に役立っているようですが」と投げかけると、鳥取砂丘の例を取り上げ、「本来、砂丘に行く人は砂の音に耳を傾けたい人たちなので、その人たちを排除した後どうなるかな」とコメント。すかさず博士が「それは違うと思うけど」と口を挟みましたが、時間の関係でバトルは幕引きとなりました。
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