ニュース
もぐもぐ 一部の淡水エイは牛やヤギのようにエサをかんで食べることを発見
「ポタモトリゴン・モトロ」という種類のエイをトロント大学が調べた結果、虫をモグモグかんで食べることが分かりました。
advertisement
アマゾンの淡水エイの一部は、ほ乳類のようにエサをかんで食べることを、トロント大学の研究者が発見しました。
かむという動作はほ乳類に特有と考えられていました。ほ乳類はかむことによって、消化が大変な固い食べ物をバラバラにして取り入れることができます。
動画が取得できませんでした
同大学の研究者は、高速カメラとCTスキャンを組み合わせて「ポタモトリゴン・モトロ」という種類のエイを調査。エサの虫を食べるときにあごを頭蓋骨から突き出してかむ動きをしていることが分かったとのこと。公開された動画では、モグモグとエイが虫を食べている様子が見られます。
「このアマゾンの魚はほ乳類とは別に進化しながらも、牛やヤギのように食べ物をかむ」と研究者。これらの淡水エイが虫を食べ、かむように進化したのは食べ物の選択肢が少なかったからだと説明しています。水生昆虫の幼虫はたくさんいて栄養も豊富ですが、消化するためにはかんで砕かなければなりません
この研究結果は「Proceedings of the Royal Society B」に掲載されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- こんな瞬間に立ち会えるなんて! オーストラリアの少年がエイの出産を手助けし、12匹のエイの赤ちゃんが誕生
自然の神秘を目の当たりにした“自然大好き少年”の興奮が伝わってくる。 - 脱皮したてのカニをエイがガブリ! オーストラリアで撮影した水中映像がすごい
自然は厳しい。 - みんなこっち見すぎ マリンワールド公開の「エイの干物」がまるでエイリアンの一団
ちょっとドヤ顔がかわいい。 - アカメアマガエルは危機が迫ると数秒でふ化 研究者が仕組みを解明
卵が外敵に食べられそうになると、幼生が最短6秒で生まれて逃げます。 - 「紫色の靴下」と呼ばれ分類学上のナゾとされてきた深海生物、実は生物の進化のパズルを埋める重要なピースと判明
チンウズムシってなに?