advertisement
日本将棋連盟は1月18日、谷川浩司会長の辞任を発表しました。
昨年、三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを不正利用した疑惑が指摘された問題(関連記事)を受けて、「将棋ファンの皆様、主催社・協賛社の皆様、そして三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、会長が辞任するのが一番、という結論に至りました」とコメント。また、この件への対応に苦慮する中で心身ともに不調をきたすようになったとし、「このような状況の中で責任ある立場を続けるのは、将棋連盟にも迷惑がかかると考えました」とも述べています。
空白期間を作ることはできないとして、新しい会長が決まるまでは会長を務めるとのこと。新会長は今後の理事会で選出予定です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 将棋棋士のスマホ不正疑惑、第三者委報告書のドラフト版が存在
将棋連盟が公開した調査報告書と別のバージョンが公式サイトにアップされていた。 - 日本将棋連盟、第三者委の調査報告書を公開 トップ棋士のスマホ不正疑惑問題
報告書の要約(約40ページ)をWebで公開。 - 将棋棋士の三浦九段が将棋連盟に不満の意 「休場の申し出はしていない」「元の状態に戻してほしい」
“出場停止処分を妥当”としたことには「将棋連盟に寄り添ったものであり、極めて不当」とコメント。 - 将棋のスマホ不正疑惑に「証拠なし」の判断 第三者委「不正認定の根拠とすることはできない」
調査の結果、「不正行為に及んでいたと認めるに足る証拠はない」と判断。 - 「スマホ不正疑惑」で騒動続く三浦九段、処分後初の不戦敗が確定 将棋連盟「第三者委の判断を待つしかない」
第三者委は調査を進めているとのこと。