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「はちま起稿」買収騒動から4週間、沈黙続くDMM・インサイトの現状は―― まとめサイトの「運営隠し」は何が問題なのか(4/4 ページ)

両社とも「個別の取材は受けない方針です」との回答。

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再び「匿名」に戻ったはちま起稿

 いずれにしても、DMM.comが売却を完了し、譲渡先であるとされるインサイトが沈黙している現状では、はちま起稿は再び、運営元も管理人も分からない「匿名」状態に戻ったということになります。

 亀山会長はインタビューで、はちま起稿を所有していたことについて「徹底的に調査するつもり」「(所有期間中の著作権侵害などには)窓口を作り真摯に対応していきたい」と発言していますが、インタビューから3週間がたった今でも、DMM.comから特に続報は出ていません。DMM.com広報もこの件については「既に売却した事業のことですので……」と、取材にはあくまで消極的です。

 以前、清水鉄平氏にインタビューした際、「名前を出してまとめサイトを運営するのは無理なんですか」と尋ねたことがありました。ちょうど当時、まとめサイト管理人の個人情報が次々と暴露され、10サイト以上が閉鎖に追い込まれる騒動があり(関連記事)、これを踏まえての質問でした。

 清水氏の回答は次のようなものでした。

「無理じゃないですか。そもそも公表する必要ってあるんですか?」


はちま起稿買収問題 写真は2014年にインタビューした時のもの

ねとらぼでは引き続き「まとめサイト」(特に企業が名前を伏せて運営しているもの)についての情報を募集しています。もし情報をお持ちの方は、ねとらぼのTwitter(@itm_nlab)までお寄せください。リプライだと差し支えがある場合はDMでも大丈夫です。情報源についても秘匿いたします。



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