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東レが猫の慢性腎臓病治療薬「ラプロス」を開発。1月13日付で製造販売承認を取得したことを発表しました。「腎機能低下の抑制」を効能効果として承認を取得した、国内初の薬剤となります。
慢性腎臓病は猫がかかりやすい病気の1つ。腎機能の低下に伴い、食欲不振や体重減少、多飲多尿といったさまざまな症状が現れます。特に高齢の猫に多く、10歳以上での有病率は30〜40%。しかし病態が解明されていないことも多く、治療法は限られていました。
近年の研究により、腎機能低下の主要因は、腎臓の間質における線維化と判明。同社はこれに着目し、線維化の抑制が病気の防止につながると考えて開発に着手しました。完成したラプロスは腎臓の虚血および低酸素状態を改善させ、腎機能の低下を抑制するとしています。
ラプロスの販売は4月より、共立製薬を発売元として開始される予定です。
(沓澤真二)
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