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米Amazon、子どもが親に無断で支払ったゲームアイテム代金約77億円を返金へ
未成年が保護者に無断でアプリ内アイテムを購入できるシステムに問題があるとして、2014年に提訴されていました。
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Amazon.comが配信するアプリの、未成年が保護者に無断でゲーム内アイテムを購入できるシステムに問題があると提訴していた米連邦取引委員会(FTC)が、Amazonとの合意を発表しました。同社はアプリ内課金の払い戻しに応じており、返金総額は7000万ドル(約77億円)以上とみられています。
FTCは2014年、Kindle Fireなどのデバイスへ提供されたアプリに、子どもがパスワードの入力や親の同意を要せずゲーム内アイテムを購入できる問題があるとしてAmazonを提訴。連邦裁判所は2016年にAmazon側の非を認め、親が未承諾のアプリ内課金をユーザーに返還するよう同社に指示していました。
FTCによると、Amazonは払い戻しプログラムをまもなく発表・開始するとのこと。2011年11月〜2016年5月までに発生した、7000万ドル以上の金額が対象となる可能性があるとしています。
(沓澤真二)
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