Cyamesは2月22日、スマートフォン用ゲーム「グランブルーファンタジー」について、炎上していた正月ガチャイベント(関連記事)に対するお詫びとして、対象期間中のガチャ利用分を全額ゲーム内アイテムで返還することを発表しました。また今後は実質的な「ガチャ上限額設定」に相当するシステムも実装されることが分かりました。
いずれも同日放送された、公式ニコニコ生放送「2周年直前 グラブル通信」の中で発表されたもの。また公式のお知らせにも、「『グランブルーファンタジー』の今後の方針について」として、同様の内容が掲載されています。
番組冒頭、プロデューサーの春田康一氏は正月ガチャの件についてあらためて謝罪。そのお詫びとして、全ユーザーに宝晶石(課金アイテム)3000個を配布するほか、さらに対象期間中(2015年12月31日19時〜2016年1月7日18時59分)にガチャを利用していた場合、モバコインまたはグラブルコインで利用した分については「宝晶石」を同額分、ガチャチケットで利用した分については、同一のチケットを返還すると発表しました。手に入れたアイテムやキャラクターについてはそのまま手元に残る形となります。
また今後新たに実装予定のシステムとして、対象のガチャを300回利用すると(約9万円相当)、好きな対象アイテムやキャラクターを1つ獲得できるシステムも発表に。これまでは「数十万円かけても目当てのキャラクターが当たらない」といったケースが問題視されていましたが、これで実質的な「上限額(天井)」が設けられた形となります。番組内では他にも、いわゆる「かぶりキャラ」を引いた際の救済措置も発表されました。
ユーザーの反応をみると、「天井」が設定されたことについてはおおむね好評で「他のゲームでも導入するべき」といった声も。しかし一方で300回(9万円)という金額設定については「9万って」「ユーザーをバカにしてる」など厳しい意見も見られました。
また、正月ガチャの補填については「単純にうれしい」といった声も多い一方で、「根本的な解決になってない」とやはり厳しい声が多数。特にソーシャルゲームをめぐっては以前から「ゲーム内アイテムではなく現金で返還するべき」という議論があり、今回も「ゲーム内のアイテムで返しますって…それ返金違う」「これでは返金でなく返石」といった意見が目立っていました。
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