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SNS上で、たびたび話題になる電車の遅延。その投稿数と運転見合わせ時間などの関係についての調査がSNS調査会社BONDICから発表されました。他の路線に比べて、中央総武線、常磐線では混乱が長引くといった傾向が分かったとのこと。
2016年4〜6月までに発生した東武東上線、常磐線など5路線の遅延に対する反応を、SNS投稿分析ツールで調べたもの。「止まった」「遅れてる」「運転再開」といった言葉を対象に抽出したデータを使用しています。
平均運転見合わせ時間は、遅延の原因によって10〜90分程度と約9倍の開きがある一方、それに関するSNSへの投稿が落ち着くのにかかる時間は177〜289分と、約1.6倍まで縮小します。これは見合わせ時間が短い「利用者」(13分)、「天災」(33分)が原因の遅延のときに投稿が長引くため。特に「利用者」は平均で、見合わせ時間の14.2倍もの時間がかかってしまうとのこと。
また、人身事故のデータのみを対象とした路線別の調査結果も。運転見合わせの平均時間は50〜77分と大差がないものの、投稿が落ち着くまでにかかる時間はまちまち。特に長引きやすいのは、217分かかる常盤線(見合わせ時間の4.3倍)、179分かかる中央総武線(3.0倍)だとしています。なお、京急本線、京急東北線、東武東上線は2倍前後となっています。
そのほか「東武東上線、京浜東北線では運転見合わせ中の投稿が多い」「常盤線では運転再開後に投稿が集中する」といった違いが。同じ電車でも、利用者によって行動傾向が異なるのかもしれません。
(マッハ・キショ松)
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