AKB48の1期生で、グループ最年長として活躍した小嶋陽菜さんが、29歳の誕生日となる4月19日、最後の公演となる「小嶋陽菜卒業公演」でグループを卒業、2005年12月8日から続いたAKBとしての活動に幕を下ろしました。
姉妹グループなどを含まない純正AKBメンバー(16期研究生、高橋みなみさん含む)90人が参加した同公演は、小嶋さんがセンターを務めた最後のシングル「シュートサイン」でスタート。「スカート、ひらり」「蜃気楼」「抱きしめられたら」など自身の思い入れが強いという楽曲を7曲連続で披露しながら、さまざまなメンバーとのユニットで最後のステージを彩りました。
公演中に行われた生誕祭では、峯岸みなみさんが手紙を代読。「小嶋陽菜様 君は……」と冒頭で秋元康総合プロデューサーからのものと気付いた小嶋さんの目からは涙があふれ、2人しか知らないエピソードなどがつづられた内容に涙が止まらない状況に。「何年か前に卒業していたら、こんな手紙を頂けてなかったと思う」「ここまで長かったなと思うけど、こんなに長くやってきてよかったなと思える」と感激しながらも、峯岸さんが感想を聞かれ「……本物?」と小嶋さんらしいコメントで返すなど、最後までエンターテイナーとして振る舞いました。
「もし(秋元さんから「もう少しAKB48にいたら?」と)言われてたら卒業してなかったかもしれないし、今日こうゆう場がなかったかもしれないけど、言わずに自由にさせてくださったというのが秋元さんの優しさ。背中を押して頂いたんだなと思って、一人の小嶋陽菜としてこれから頑張っていこうと思います」(小嶋陽菜)
アンコールでは、女神のような衣装で一人ステージに立ち、卒業ソング「気づかれないように」を熱唱。その後、16期研究生も集まり現役AKB48メンバー全員で「桜の花びらたち」を、そして最後の曲は高橋さんと峯岸さんが寄り添いながら「夕陽を見ているか?」を歌い上げ、公演を終えました。
12年前、「自撮りが可愛いく撮れたから」と軽い気持ちで応募したAKB48には「本気になる瞬間が何度もありました。みんなに出会えたことも、今までの私も、これから先の私も、全てAKB48が与えてくれました。本当にありがとうAKB48」とAKBグループに深く感謝するコメントを寄せた小嶋さん。「AKB48のみんなはなんでも乗り越えられると思うし、これからもすごい近くで見守っていきたい」と、これからのAKBにもエールを贈っています。
小嶋さんの卒業により、メンバーは全員平成生まれとなったAKBグループ。1期メンバーも峯岸みなみさんのみとなり、かつて“神7”と呼ばれたメンバーも渡辺麻友さんのみとなりました。SNS上には小嶋さんの新たな門出を祝福するメンバーからの投稿が数多くみられます。
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