1982年に第1作が公開されたシルヴェスター・スタローン主演映画「ランボー」が、インドでリメークされることがカンヌ国際映画祭で公式に発表されました。
監督は、「ナイト&デイ」(2010年)をリメークした「BANG BANG!」(2014年)でも知られるインド人監督のシッダールタ・アナンド。ランボー役に起用されたインド人俳優タイガー・シュロフは5月20日、自身のInstagramにビジュアルポスターの画像を投稿しています。
ベトナム帰還兵の姿を通じて戦争の傷を描いた同作。シュロフの投稿には「マジで!?」「すごくパワフルなポスター。べストを尽くして」と喜び祝福する声があがる一方、「伝説的な映画をめちゃめちゃにされないか心配」「いい身体だけどスタローンほどじゃない。ランボーっていうのはすなわちシルヴェスター・スタローンのこと」など、名作のリメークに抵抗を示す人も多い様子。中には、インドでのリメークということもあり、「“踊って歌ってみんなハッピー”になるのでは?」「絶対に余計な歌を入れるなよ!」のようにボリウッド映画のパターンにはめられることを心配する人も続出しました。
一方、当のスタローンはInstagramで、「ランボーがインドでリメークされるみたいだ!! ……偉大なキャラクターだよ……彼らが失敗しないように願っている」とオリジナルのランボー画像を投稿しつつコメント。続けて絵画調のランボー画像を投稿し「勝手な解釈をしている人もいるようだけど……頑張れタイガー、闘い続けろ」と、一部からの風当たりの強さを知り応援。「若いアーティストが夢へのチャンスをつかむのはとてもいい」とコメントしています。
さらにリメーク版「ランボー」の画像も投稿したスタローンは、「どんなときも、若いアーティストが希少なチャンスを手にするのを見ると興奮する。アイ・オブ・ザ・タイガー(※スタローンが依頼し作曲された映画『ロッキー3』の主題歌)! きっと君たちの若いハートと魂を注ぎ込んでくれると思う……あきらめるな若者よ!」と熱いメッセージを送ると、シュロフはこれをリポストして「あなたがいたから僕たちがいる。僕たちみんなただあなたの後に続いて模倣してるだけ」と謙遜しながら「本当にありがとう、サー」と感謝と尊敬を表しています。
同作の撮影は2018年2月に開始され、2018年末公開予定です。
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