“最低”映画を決める「ラジー賞」が発表されたぞおおおおお! 「20世紀最低男優」のスタローンは汚名返上に成功
「クリード チャンプを継ぐ男」での助演が評価されたもよう。
毎年アカデミー賞の前夜に発表され、過去1年間の“最低”映画を表彰する恒例の「ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)」が発表されました。2015年の最低映画賞は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」と「ファンタスティック・フォー」が受賞。2014年に新設された「ラジー・リディーマー賞」は、シルヴェスター・スタローンさんに贈られています。
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」はイギリスの官能小説を原作とした映画。過激な性描写でR-15指定を受けたことも話題になりました。主演のダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが最低男優賞と最低女優賞の両方を獲得し、最低スクリーン・コンボ賞でも両者の名前で受賞。最低脚本賞も受賞し、10部門中5部門を獲得するすきのない不評ぶりを見せ付けました。
同時受賞となった「ファンタスティック・フォー」はマーベルコミックのヒーローチームを原作とした映画。過去に公開された同名映画のリブート版として制作されましたが、ファンからは大不評で、マーベル史上最低とも評される一作に。最低監督賞と最低リメイク・パクリ・続編映画賞を受賞しています。
「ラジー・リディーマー賞(ラジーの救い手賞)」は、過去にラジー賞を受賞しながらも再び正当な業績を収めた人物を表彰するために2014年に新設された賞。スタローンは過去にラジー賞を9度受賞し、1999年には「20世紀最低男優賞」を送られるなどラジー賞の常連となっていましたが、2015年に公開された「クリード チャンプを継ぐ男」でアカデミー賞の助演男優賞としてノミネート、今回の受賞となりました。
その他、最低助演男優賞には「ジュピター」のエディ・レッドメインが、最低助演女優賞には「アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・ロード・チップ(原題)」と「ベストマン-シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間-」のケイリー・クオコが受賞しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 今度こそ受賞なるか? レオナルド・ディカプリオのアカデミー賞獲得を応援するゲームが登場
レオ様が、遠ざかるトロフィーを必死になって追いかけるゲームです。 - 第88回アカデミー賞長編アニメ部門は「インサイド・ヘッド」 「思い出のマーニー」受賞ならず
ディズニー/ピクサー映画が獲得。 - これはすごい! ファンが作った「バック・トゥ・ザ・フューチャー」続編の予告動画が素晴らしい
もはや本編並みの編集力。 - 「パシフィック・リム2」監督決定! 「怪獣とメカの夢」が再び!
テレビドラマ「Daredevil」のプロデューサー、スティーヴン・S・デナイトさんが監督に。 - 幻のディズニー作品「ピートとドラゴン」が約40年ぶりにリメイクされ映画化
あの緑のドラゴンか! - LGBTを扱った映画が、映画界に新たな歴史を作り、古典となっていく
キャロルはいいぞ……。連載「ネットは1日25時間」。