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将棋棋士の三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを使った疑いがあると指摘された“冤罪問題”について5月24日、日本将棋連盟と三浦九段が和解する形で合意に至ったと発表された。
合意内容は以下の通り。
- 三浦九段が不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない
- 日本将棋連盟による本件対応は許容範囲であり、やむを得ないと評価されるものである
- 日本将棋連盟は、三浦九段に対し不利益を生じさせたとの提言を真摯に受け入れ、謝罪したうえ慰謝料(金額非公表)を支払う
- これをもって円満解決とする
なお会見に先立ち、渡辺明竜王からも三浦九段に対し直接謝罪があったとのこと。
三浦九段の将棋ソフト不正“冤罪”事件
2016年10月、トップ棋士の三浦弘行九段が対局中にスマートフォンを使って将棋ソフトを不正利用した疑いがもたれ年内の出場停止処分が下されたもの。本人は全面的に否定し、処分の早期撤回を求めていた。第三者調査委員会は同年12月、「不正行為の証拠なし」「処分は妥当(当時の判断としてはやむをえなかった)」との調査結果を発表。
事件の対応を受けて、当時の谷川浩司会長など連盟の理事2人が辞任。2017年2月には棋士総会の投票により、常任理事3人が新たに解任された。
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将棋連盟が公開した調査報告書と別のバージョンが公式サイトにアップされていた。