advertisement
政府が、2017年版の「子供・若者白書」を発表しました。このなかで公開された資料「特集 若者にとっての人とのつながり」によると、若者の6割以上がインターネット空間を「自分の居場所」と感じているそうです。若者の現実離れが深刻ですね……。
この特集は、2016年12月に全国の15歳から29歳までの男女6000人を対象に実施したインターネット調査の結果をまとめたもの。若者のつながりに関する現状と、そこから見える課題を考察しています。
そのなかで、若者の“居場所”についても調査を実施。自分の部屋、家庭、学校、職場、地域、インターネット空間の6つの場所で、それぞれ“自分の居場所だと感じている”かどうかを調べています。その結果、自分の部屋(89.0%)家庭(79.9%)に次いで、インターネット空間(62.1%)を“自分の居場所”と感じている若者が多いことが分かりました。
その下には地域(58.5%)学校(49.2%)と続き、最下位は職場(39.3%)となっています。職場の居場所感の薄さたるや……。
また、この6つの場において、居場所と感じている場の数が多くなるにつれ生活が充実していると回答した人の割合が高くなっています。このことから、家庭の他にも居心地の良い場所を若者に提供し、孤立から守ることが重要であると指摘しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 1位は「つまらない」 五月病で増加するツイートの内容が判明
新社会人のつぶやきが大きく影響。 - 英国で「心の健康に最も有害なSNSはInstagram」との調査結果 若者1500人の声からランク付け
不安感などを強めてしまう傾向があるもよう。 - ねっと用語知ったかぶり:イマドキの若者がネットで使う「陰キャ・陽キャ」ってどういう意味?
ネクラだったりネアカだったり。 - 経産省若手による“日本なんとかしないとヤバい”的資料に注目集まる 「作者たちで政党作れ」「恐ろしいことが書かれてる」
「この数年が勝負」。頑張れ若手官僚。 - Facebookは若者の負の感情を分析し広告展開に利用している? リーク情報をもとに豪新聞が報じる
Facebookは誤解だとして一部否定しています。