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将棋の最年少プロとして注目を集める藤井聡太四段(14)が6月26日、東京将棋会館で行われた対局に勝ち、歴代最多連勝記録単独1位となる29連勝を達成した。2016年12月のデビュー戦以来、負けなしでの新記録樹立となる。
藤井四段は2016年9月、史上最年少となる14歳2カ月でプロ入り。同年12月に行われた加藤一二三九段(77)との初対局で勝利を上げると、その後も勝ち星を重ね、神谷広志八段(56)が1987年に達成した「28連勝」の最多連勝記録に並んでいた。
30年振りの記録更新をかけたこの日は、竜王戦決勝トーナメントで増田康宏四段(19)と対局。増田四段は16歳でプロ入りし、現役のプロ棋士中では藤井四段に次ぐ2番目の若さ。2016年度新人王に輝くなど棋戦優勝経験もある強豪だ。藤井四段とは公式戦初対局となるが、2017年2月にAbemaTVで放送された「藤井聡太四段『炎の七番勝負』」では熱戦の末、藤井四段に敗れている。
対局は序盤からお互いに駆け引きを見せ、先手番となった藤井四段得意の戦型「角換わり」を増田四段が避ける力戦形に。将棋ファンにはおなじみの昼食メニューは藤井四段が「豚キムチうどん」、増田四段が「ミニとんかつ定食」を選んだ。
藤井四段の攻めを増田四段が受け止めて反撃をねらうじりじりとした展開に。互いに長考を重ねながら一進一退の攻防が続いたものの、最後は91手までで藤井四段の勝ちとなった。
対局後の記者会見で藤井四段は、想像もできなかったことで喜びとともに非常に驚いていると語った。
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