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5月27日に行われた囲碁AI「AlphaGo」と最強棋士・柯潔(かけつ)九段の3番勝負の最終局でAlphaGoが勝利した。
AlphaGoは2016年3月、韓国のトップ棋士・李世ドル九段に勝利。開発元のDeepMindはその後も改良を続け、2017年1月には正体を伏せたままネットでテストを行い、注目を集めていた。
かつて「AlphaGoは李世ドルに勝っても、僕には勝てない」とSNSに投稿したこともあった柯潔九段だったが、5月23日の第1局で敗れた後には「AlphaGoには学習し探求する価値のあるものがたくさん含まれている。AlphaGoの影響は非常に大きい。われわれは自分たちの心を探索し、考え方を拡張するべきだ」とコメントしていた。5月25日行われた第2局でもAlphaGoが中押し勝ちしていた。最終局となる第3局で一矢報いることが期待されていた。
対局は、Google・中国棋院・中国政府の共同イベント「Future of Go Summit」で実施されたもの。
柯潔九段は19歳ながら、世界ランキングでトップ1位に鎮座している人物。2017年1月に非公式のネット対戦で「Master」こと改良版「AlphaGo」に敗れたが、このたび公式での3回勝負に挑んだ。
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