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EUによる研究支援プロジェクトの対象となっているInVIDから、動画、画像などのファクトチェックを効率的に行えるGoogle Chromeプラグインがリリースされました。
InVIDは、欧州各国の研究施設、報道機関らによる組織。EUの研究支援プロジェクト「Horizon 2020 research」などから資金提供を受けながら、SNSを介して広がる情報の真偽を検証するためのプラットフォーム開発を行っています。
今回リリースされた「Fake video news debunker by InVID」には画像、動画のメタデータの表示、画像の一部拡大、動画からの画像切り出しといった機能が。検索エンジンと併用することで、画像、動画の信ぴょう性を確かめる作業が行えるようになっています。また、Twitterの高度な検索が簡単に行える機能なども搭載されており、ファクトチェックの“十徳ナイフ”として活用できるとのこと。
現在はベータ版となっており、今後はユーザーからのフィードバックを踏まえたアップデートが行われる予定。使用方法の詳細は、チュートリアル動画から確認できます。例えばチュートリアルでは、最近の事件として出回っている動画が実は2012年に投稿された動画と同じものだったと突き止めています。
チュートリアル動画
(マッハ・キショ松)
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