advertisement
消費者庁は7月19日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントおよびグリーに対し、景品表示法にもとづき措置命令を行ったことを明らかにしました。
問題となったガンホーのタイトルは「パズル&ドラゴンズ」「ディズニー マジックキングダムズ」の2本。「パズドラ」については、2016年11月に実装された「フェス限ヒロインガチャ」で、当初全キャラクターが「究極進化(レベルはそのままで性能だけパワーアップする進化)」すると発表されていたにもかかわらず、実際にはほとんどのキャラクターが(レベル1に戻る)通常の進化だったことが問題に。また「ディズニー マジックキングダムズ」では、キャラクターとジェムがセットになったパック商品について、実際には個別で購入した場合と変わらないにもかかわらず、セットで購入した方が得であるように表示していたことが問題となりました。いずれも景品表示法が定める「不当表示」にあたり、消費者庁は同社に対し、再発防止や従業員への周知徹底などを命じています。
グリーについては、同社が2016年から2017年にかけて行われていた「超豪華プレゼント!年末年始キャンペーン」のフィーチャーフォン向け表示が問題に。カメラやゲーム機などの豪華賞品が抽選で当たるというもので、サイトではいずれの賞品も「当選本数100本」と書かれていましたが、実際の当選本数は5〜30本と、表示よりも少ない本数となっていました。こちらもガンホーと同じく、再発防止や従業員への周知徹底などが命じられています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- スマホ版「KOF」景表法違反の疑いで訴訟問題に発展か さらに特商法違反も発覚
まさかKOFでこんなことが起きるなんて……。 - 「今なら無料!」→実はずっと無料だった 消費者庁、GMOに景品表示法違反で措置命令
無料キャンペーンを期間限定のように表示し続けていました。 - 水素のダイエット効果をうたった3社に消費者庁が措置命令 合理的な根拠がないため景品表示法に違反
対象となった商品は、「ビガーブライトEX」、「水素たっぷりのおいしい水」、「ナチュラ水素」。 - アシストしすぎな電動自転車に消費者庁が注意喚起 こいでいないのにモーターだけで走り出すケースも
国民生活センターが9銘柄をテストしたところ、2銘柄が道交法基準の上限値をオーバーしていたとのこと。 - サイバーエージェントのゲーム大会、試合の配信や賞金が告知と違うと批判 運営が謝罪
試合の配信や賞金について当初の説明と異なっていたと参加者が指摘しています。 - 「LINEで勧誘された」 SNSで広がるマルチ商法、その問題点と“法律で全面禁止”されない理由
法律で禁止されない理由は。 - 「詐欺被害相談サービス」をかたる悪質事業、消費者庁が注意喚起 “架空請求業者との交渉を代行”で依頼料を請求
消費者が怪しい電話番号を検索する行動を利用していました。 - 格安SIMのフリーテルに消費者庁が措置命令、「業界最速」「シェアNo.1」などの表示めぐり
「『業界最速』の通信速度」「SIM販売シェアNo.1」などの表示が景品表示法に触れると消費者庁。 - ハチミツが原因とみられる乳児ボツリヌス症で男児死亡 各省庁が1歳未満の乳児にハチミツを与えないよう注意喚起
乳児ボツリヌス症の死亡例は全国で初めて。